ホークス内川何でもやる!! WBC世界一へチームのためなら…

西日本スポーツ

■宮崎・日向で自主トレ公開

 世界一のために-。福岡ソフトバンクの内川聖一外野手(34)が「スーパーサブ」も辞さない決死の覚悟を示した。23日、宮崎県日向市内で行っている自主トレを公開。3大会連続の日本代表となるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け“ミスタージャパン”は、フォア・ザ・チームの犠牲心で「小久保ジャパン」のサポート役を買って出る構えだ。2大会ぶりとなる世界一奪還へ、全身全霊をささげる。

■「スーパーサブ」に

 最高気温は8度。日向灘から容赦なく吹きつける強風の影響で体感温度はさらにそれを下回った。しかし、WBC本大会を1カ月半後に控えた内川の胸中は、熱く、激しく燃えていた。

 「いよいよだな、っていう思いが素直な感想ですかね。年が明けて、その思いは一層強くなっています。(出場する)メンバーも発表されて、今はもう、腹をくくってやるしかないという気持ちでいますよ」

 大会2連覇を果たした2009年の第2回大会。準決勝敗退に終わった13年の前回大会。酸いも甘いも経験したのは、現段階で発表されたメンバーの中で、内川一人だ。2大会ぶりに世界の頂点を目指す小久保ジャパンにとっては選手としてはもちろん、場数を踏まえた精神的支柱としてもかけがえのない存在にある。

 だからこそ、内川は自身に求められる役割を冷静に分析し、受け止める。一塁、あるいは指名打者での活躍が求められることに「当然、レギュラーとして試合に出る気持ちは、常に持ち続けていきますよ」と前置きした上で、フォア・ザ・チームの精神を説いた。

 「普段(ホークスで)もそうだけど、日の丸を着けてグラウンドに立つ時はそれ以上に、チームのためにという思いが強い。何でもやるつもりでいる。一番はチームが勝つこと。そのためには、何でもやります」

 前回大会で言えば、井端(当時中日)のような役割だ。本戦序盤は控えスタートながら、途中出場で結果を残し続け、スーパーサブ的な存在として唯一無二の活躍を見せた。控えになれば実戦勘も含めて難しい調整を強いられる。さらにWBC後のシーズン開幕にも影響が出る可能性も否定できない。それでも内川の気持ちにぶれはない。現時点で日本代表のオーダーは固まっておらず、起用法も一塁候補の中田(日本ハム)やDH候補の筒香(DeNA)らとの兼ね合いだが、試合出場の有無に関係なく、全力でチームに尽くす。

 その思いは、既に行動に移している。2年連続で自主トレをともにし、ともに侍ジャパン入りした広島の鈴木には、国際舞台で戦う上での心構えなど“金言”も授けた。「初出場の時、僕は(雰囲気に)完全にのまれた。彼には受けた状態で打席に入ってほしくない。最初からやる気満々で行ってほしい」。前回大会は、自身の走塁ミスが準決勝敗退に直結した、言いようのない悔しさも持つ。日の丸の重みを誰よりも知るからこそ、精魂を込めて雪辱の舞台を戦い抜く。 (石田泰隆)

=2017/01/24付 西日本スポーツ=

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