ホークス松坂 復活へ10キロ減!?

西日本スポーツ

 右肩手術からの完全復活を目指す福岡ソフトバンクの松坂大輔投手(36)が27日、今年初めて筑後のファーム施設に姿を見せ、ワンダホー!なスリムボディーを披露した。昨年に比べ、キリッと引き締まった肉体で現れ、周囲もびっくり。100メートルの遠投に加え、捕手が座って53球のブルペン投球と順調な調整ぶりを見せつけた。昨シーズン終了後もプエルトリコのウインターリーグ(WL)に参戦。平成の怪物が復活に向けて、3年契約の最終年に挑む。

 無駄をそぎ落とした肉体が、復活への不退転の決意を物語る。松坂が今年初めて筑後で自主トレを実施。あいさつを交わした選手や関係者から次々と「絞ったな」と声をかけられた。「何にもしていない。精神的なものです」といたずらっぽく笑ったが、その明るい表情から、キャンプインを前にした順調な仕上がりへの自信があふれた。

 サブ球場でキャッチボールを始めると、徐々に距離を伸ばしていった。最後は外野フェンスに背中がつく最長100メートルの遠投。もう右肩への不安は感じさせない。その足で室内のブルペンに向かうと、捕手が立ったまま30球を投げ、さらに座ってから53球。「(今年に入って)2回ほど投げていた」と変化球を交え、本格的な投球練習を行った。

 捕球した加藤領ブルペン担当は「去年とは指のかかりも違う。腕が強く振れているし、(昨季最終戦で1回5失点だった)仙台のときより、はるかにいい」と証言。見違えるような体つきに斉藤リハビリ担当コーチも「見た目がかなり絞られた。10キロ近く落ちたんじゃない」と驚きを隠さない。

 遠投に加え、ブルペンで計83球と多くの球数を放ったが、さらに室内でキャッチボールを始めた。いったん投げ終えた後、中田がキャッチボール相手を探していると、三たび投げ始めた。中田が「投げすぎじゃないですか」と心配したほどだ。飛ばしているわけでもなく、焦っているわけでもなく、一昨年夏に手術を受けた右肩の状態が良好なことの裏返しだろう。

 誰もが目を丸くしたスリムボディーだったが、同学年の和田だけは冷静に見つめていた。トレーニング室の窓から遠投を確認。「僕の中ではあれが(松坂)大輔のイメージ。大輔らしい体つきだと思った。あれだけの距離をバンバン投げていたし、肩の調子もいいんだろう」。世代の長の復活は「松坂世代」の念願だ。

 プエルトリコのWLでは4試合0勝3敗ながら、20回を投げて防御率は2・70と手応えもつかんだ。この日のブルペンでも異国で取り組んだノーワインドアップで投球した。春季キャンプはB組スタートも決定。先発ローテ争いは激しく、1軍のマウンドにたどり着くことさえも決して容易ではない。揺るぎない決意を胸に復活だけを信じて突き進む。 (小畑大悟)

=2017/01/28付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ