松坂9キロ減 ベルト5センチ切っちゃった ブルペン59球言葉も体も軽やか

西日本スポーツ

 今年は違う! 右肩手術からの完全復活を目指しB組でキャンプインした松坂大輔投手(36)が1日、いきなり全開モードで発進した。ブルペンで力のこもった59球を披露し、12分間走では昨年の「自分超え」となる好成績。昨秋から体重を9キロ減らしたことを初めて明かし、練習中に自らユニホームのベルトを切ってみせた。大変身で工藤監督を驚かせた右腕が“3年目の正直”へ走り始めた。

 ホークス3年目の球春は、オフの成果を証明する「裁断」から始まった。キャッチボールの後、松坂はトレーナーからはさみを借りた。去年の長さでは緩くなったベルトを約5センチもカット。「採寸し直さないといけないですね」。体重計に乗り、昨秋に比べ9キロ減だったことも明かした。

 「そのおかげかは分からないけど…。絞れている感覚はあった」。トレーニングに加え、食事の炭水化物制限などで得た「9キロ減ボディー」は12分間走でも威力を発揮した。自ら志願して昨春と同様に和田と同組でスタート。軽い足取りでグラウンドを駆けた。

 和田には徐々に差をつけられたものの、昨年より100メートル長い2700メートルを記録。走り終えると、球団職員となった新垣渚氏も交え、豪華な「松坂世代」で談笑。「人生で一番きつい12分間だった。でも去年の自分はクリアできた。これ名言です」と“絶口調”だ。

 キャンプ初日のブルペンではカーブなども交えて59球。「感触を確かめる程度だけど、ボール自体は悪くなかった」。真後ろで見守った工藤監督は「よくあそこまで(体を)つくってきたな。練習をやってきた成果が出ている。(昨年の)秋に比べたら全然良かった」とべた褒めした。

 ウエートトレーニングを終えると、室内練習場で再びキャッチボールを行った。その理由は「トレーニングしたものを投球につなげるため」。選手の動線を確保するための高さ約50センチのバーをダッシュして飛び越えるなど、施設間の移動中も軽やかな動きを見せた。

 投げて、走って、話しても今年の松坂は違う。「(復活への)自信というか安心感が出てくればいいなと思う。やっぱり緊張感があったし、明日は筋肉痛になるんだろうな」。ちなみにベルトのカットした部分はトレーナーがファンにプレゼント。完全復活を果たせば、長さ約5センチの革がすごいお宝に化けるかもしれない。 (小畑大悟)

=2017/02/02付 西日本スポーツ=

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