ホークス武田WBC有力 工藤監督は全面協力

西日本スポーツ

 「武田侍」に全面協力! 工藤公康監督(53)が2日、武田翔太投手(23)の第4回WBCへの派遣に肯定的な考えを示した。WBCで日本先発陣の柱として期待されていた日本ハム大谷が、右足首の故障で投手として出場しないことを発表。代役にはこれまで代表の常連だった武田が最有力視されており、日本野球機構(NPB)側から要請があれば世界一奪回のために全面協力する考えだ。

■出場要請はまだ!?

 日本一の座を奪い返す前に、侍ジャパンの世界一奪回に力を貸す。1日に大谷が投手としてのWBC出場を断念。公表はされていないが、武田は入れ替え可能となる10人の予備登録選手の上位とみられ、工藤監督もNPBに全面協力する姿勢をはっきりと示した。

 「もし(WBC日本代表に)選ばれるとなれば、調整は千賀に比べて難しい部分はあると思う。ただ、体がどこも悪くないなら、要請があればNPBに協力すべきだと思う」

 昨秋の強化試合にも出場するなど「侍」の常連だった武田だが、先月24日に27人まで発表されたWBC日本代表に名前はなかった。翌25日はWBC公認球ではなく、NPB統一球で投球練習。「両方(の球)で準備をしなくていいので。千賀さんには頑張ってもらいたい」と話し、一度はボールと気持ちを切り替えた。

 日本先発陣の柱として期待された「投手大谷」の今回の決断を受け、武田は先発の代役として最有力視されている。ただ、現在もNPB側からの出場要請は届いていないとみられ、ブルペンに入らなかった2日も和田とのキャッチボールでNPB統一球を使った。

 自主トレ中から一貫してWBC公認球で練習し、キャンプでもWBC仕様の「専用ブルペン」を使う千賀に比べ、もう一度全てを「WBC仕様」に切り替える難しさは当然ある。工藤監督も十分にそれは理解しているが、出場要請がきた場合に全面協力することが、日本のため、武田のためになると強調した。

 「まだ若い投手だし、大きな大会に出ていろんな経験をすることが、今後の野球人生の大きな財産になる」。昨季はともに2桁勝利の千賀と武田が開幕直前にチームを離れることは、開幕ローテの編成にも影響を与えるが、大きな視点から派遣に協力する考えだ。

 最近は使っていないものの、武田も“有事”に備えてWBC公認球を宮崎に持ち込んでいる。「自分のできることをやっていきます。(ボールは)状況に応じてやっていきたい」。あくまで慎重に言葉を選んだが、日本代表のピンチを救うために戦う覚悟は固めている。 (倉成孝史)

=2017/02/03付 西日本スポーツ=

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