バンデン 開幕名乗り

西日本スポーツ

 舶来右腕も開幕レース参戦! 来日3年目のリック・バンデンハーク投手(31)が、開幕投手に名乗りを上げた。3月のWBCにはオランダ代表としての出場は確実だが、和田、武田に続く大役への立候補。外国出身開幕投手となれば、ホークスでは1963年のジョー・スタンカ(当時南海)以来54年ぶりとなる。この日のブルペンでは韓国・サムスン時代に監督だった柳仲逸(リュ・ジュンイル)氏(53)の前で成長した姿を披露した。

■ブルペンで55球

 負けない右腕が開幕投手争いに手を挙げた。和田と武田に突き付けた挑戦状。日本球界デビューから14連勝のプロ野球タイ記録を持つバンデンハークが決意を込めた。「(開幕投手は)狙っていきたいと思うし、そういう機会があればやってみたい。狙って勝ち取りたい」と宣戦布告した。

 決意を物語るように調整は順調そのものだ。初日以来2度目のブルペン入り。硬めのWBC仕様のブルペンで変化球を交えて55球を投げた。「仕上がりは少し早いと思う。いいところに投げるようにだけ気をつけた」。股関節の痛みも癒え、力強い球を投げ込んだ。

 舶来右腕には2人の将から鋭い視線が浴びせられていた。1人目は柳仲逸氏。2013、14年とサムスンに所属していたときの監督だ。柳氏はリリースポイントの改善やクイックの速度アップなどを指摘し、「韓国のときよりフォームが良くなった。コントロールも上がっている」と説明した。

 バンデンハークの代表入りが確実なオランダは、WBCの1次ラウンドで韓国と同組。韓国メディアでは韓国戦にバンデンハークが先発するという情報が伝えられているという。13年のWBC韓国代表の監督だった柳氏は「攻略しにくいと思う」と母国の脅威と感じていた。

 それは2人目の将も同じかもしれない。侍ジャパンの小久保監督にもブルペンで剛球を見せつけた。バンデンハークは「別に秘密にすることはない。(日本は)自分のことを知っているし、僕も日本の打者のことを知っている。日本は何本かの指に入るいいチームだと思う」と不敵に笑った。

 WBCの決勝からシーズン開幕まで約1週間と両立は厳しいが、開幕投手が実現すれば外国出身では“赤鬼”スタンカ以来実に54年ぶり。1964年にはシーズン26勝を挙げ、日本シリーズでも活躍し日本一に貢献した伝説的投手と並ぶ栄誉だ。

 「昨日(3日)、キャッチボールでWBCのボールを使ったけど、大きな違いは感じていない」とボールの対応も問題なさそうなバンデン。WBCでは日韓の高い壁になり、ホークスで大役を務める可能性も十分にあり得る。オランダ生まれの右腕から目が離せない。 (小畑大悟)

=2017/02/05付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ