ホークス笠原圧投

西日本スポーツ

 1994年組には俺もいる!! 5年目の笠原大芽投手(22)が猛アピールに成功だ。第3クール初日の11日、シート打撃がスタート。昨季ウエスタン・リーグ最多勝の左腕は、内川、松田を含めた打者7人をパーフェクトに抑える快投。登板した6投手で唯一被安打ゼロで終えた。12球団で最も層が厚い投手陣。笠原は1軍生き残りへ、結果を求めていく。

 中心打者を翻弄(ほんろう)する左腕が、宮崎アイビースタジアムを沸かせた。この日から始まったシート打撃。6投手のトリで笠原がマウンドに上がった。まずは張本を内角直球で見逃し三振。今宮を一直に仕留めた。

 最大の見せ場はここからだ。内川を遊ゴロ、松田を投ゴロ。タカを引っ張る侍コンビを相次いで追い込んでから力ない内野ゴロに打ち取ると、左腕はさらに勢いづいた。斐紹、栗原からは三振を奪い、一塁に走者がいる想定の場面では塚田を遊ゴロ併殺。「何とか抑えられました。真っすぐのスピードも出ていた」。結果に加え、143キロの球速表示にホッとした様子だ。

 この日登板した投手で唯一パーフェクト。目立った選手を質問された工藤監督が「笠原じゃないかな」と即答するほど、キラリと光るものを随所に見せた。視察したロッテの小林スコアラーも「昨年とは違い安定感がある。今後も見ていかないと」と目を光らせた。

 昨年は山田らと並ぶウエスタン最多勝。内角球の精度を高めたことが飛躍の要因だった。初のキャンプA組スタート。宮崎に来ても貪欲に成長を求めている。テーマの一つがチェンジアップ。縦と横のスライダーに続く決め球として今オフから本格的に練習を続けており、この日の松田には初球に投じて空振りを奪った。「人生初、チェンジアップらしいチェンジアップだった」と振り返る。

 さらに佐藤投手コーチの勧めもあり、キャンプではインステップ気味だった右足の踏み込みを真っすぐに修正した。「ボールが抜けなくなり制球も良くなった」と手応えはあるようだ。

 昨秋のU-23(23歳以下)ワールドカップに同学年の真砂とともに出場。MVPに輝いた真砂に注目度では先行された。さらにドラフト1位の田中も同じ1994年度生まれ。「自分の中ではいろいろ考えています」。表には出さないが悔しさはある。「紅白戦では結果にこだわりたい。1軍で投げられるなら、中継ぎでも何でも投げたい」と目をぎらつかせた。 (谷光太郎)

=2017/02/12付 西日本スポーツ=

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