今宮、154キロの剛腕復活!? ブルペンで熱血工藤塾30分 実は右肘の負担減らす練習でした

西日本スポーツ

 ピッチャー今宮!? 工藤公康監督(53)が13日、全体練習後にブルペンで「ユニーク指導」を行った。昨年10月に右肘を手術した今宮健太内野手(25)に投球練習させ、右肘の負担がより軽くなる投げ方を指導。高校時代は投手としても最速154キロを誇った内野の要は、3月上旬にも全力送球を解禁する見込み。実働29年の名左腕からの助言も糧に、今季は自身初のフルイニング出場を目指す。

 全体練習後のブルペンで、人待ち顔だった工藤監督が「おう、来たか」と声を上げた。現れたのは投手ではなく、右肘手術明けの今宮だ。指揮官に新球を渡され、促されるままにマウンドへ。立ってミットを構えた高村投手コーチを相手に「投球練習」が始まった。

 今宮は内野手と投手を兼任していた大分・明豊高時代に甲子園で最速154キロをマーク。工藤監督からは「何年ぶりだ? はい、昔を思い出して」と声が飛んだ。最も端のレーンでフォーム修正に取り組んでいた千賀は「えっ。ピッチャー!?」と目を見開いた。

 高校野球の聖地を沸かせた「投手今宮」の復活となれば、剛速球が武器の千賀が興味津々になるのも当然だ。ただこの日は工藤監督にフォームの助言を受けながら、丁寧にゆっくりと球を投げ続けて約30分の個人レッスンは終了。指揮官はその狙いを明かした。

 「たまにこういう遊びみたいな練習をね。投げること自体、(肘や肩に)負担がかかるもの。少しでも負担のかからない投げ方をね。俺はコーチじゃないけど、負担のかからない投げ方についてはプロ」

 下半身主導の理想的なフォームを武器に、工藤監督は実働29年で通算3300イニング以上を投げ抜いた。53歳の現在もアーリーワークの打撃投手で3連投しても平気な顔だ。その「長寿」の秘訣(ひけつ)を、昨年10月に右肘を手術した今宮に伝授したというわけだ。

 ここまで順調な回復を見せている背番号2も、今回の直接指導で完全復活への自信をさらに強めた。「負担のかからない投げ方を継続してやっていきたい。開幕までに全力送球? いや、開幕じゃなく3月の初めには8、9割、そして思い切り投げられるようにしたい」と、3・31開幕までの青写真を明かした。

 日本一奪回を目指す工藤ホークスにとって、内野の要となる今宮はレギュラーシーズンの143試合で絶対不可欠な存在。今季の目標に掲げる初のフルイニング出場を達成して、今回の「ブルペン指導」の恩返しをする覚悟だ。 (倉成孝史)

=2017/02/14付 西日本スポーツ=

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