内川、野球熱もう1度「日本が一つになって野球で盛り上げる機会はWBCしかない」

西日本スポーツ

 リメンバー2009! WBC日本代表の内川聖一外野手(34)が、世界一奪還での「野球熱」再興の誓いを立てた。「侍ジャパン」に選ばれた千賀、武田、松田とともにホークスのキャンプを打ち上げ。「野球熱をもう一回」と意気込みを口にし、自身も一員として歓喜を味わった09年大会以来の世界一を宣言した。

 酸いも甘いも存分にかみ分けた男が「侍モード」にスイッチを切り替えた。宮崎に集結する28戦士。代表メンバー唯一の3大会連続出場となる内川も特別な思いを抱く一人だ。「2009年に世界一になったとき、日本中が熱狂して応援してくれた。あのような野球熱をもう一回、という気持ちが強い」。世界一奪回に向けた決意を「野球熱」という言葉で表現した。

 その意味をさらに自らの言葉でかみ砕いて説明した。「2009年のように日本が一つになって野球で盛り上げる機会は、今はWBCしかない。(日本のレギュラー)シーズンが始まってしまえば野球はローカルコンテンツ。地方、地方で盛り上がればいいけど、WBCはそれが一つになる」

 初めて出場した09年大会で日本国中の盛り上がりを肌で感じた。だからこそ、13年大会、自らの走塁ミスもあり準決勝で敗れたときは悔し涙を流した。「前回大会のことは個人的なこと。それは僕の中で意識してやればいい。(今回は青木に続き年齢が)上から2番目。チームの中で意見しないといけないときもある。ホークスでやってきたことを代表でやれるように」と強い責任感を示した。

 あれから4年、巡ってきたリベンジのチャンスを逃すわけにはいかない。今大会を最後にWBCが消滅する可能性も一部で報じられた。「少子化、野球人口の減少やスーパースターの不在から野球人気の低下についていろいろ言われている。だけど、やっている側としたら、ここでやるしかない」と熱弁を振るった。

■特守で締めくくり

 ホークスでの練習を、同じ代表の松田と約30分間の特守で締めくくった。いよいよ「侍」が一堂に会し、あす23日には侍ジャパンのユニホームに袖を通す。「不安はあるけど、腹をくくってやらなきゃいけない。いろんな人のいろんな思いを背負って、日の丸をつけて頑張る」。もう一度日本中を歓喜の渦へ-。WBCの魅力と怖さを誰よりも知る34歳は「野球人」の誇りを胸に戦う。 (小畑大悟)

=2017/02/22付 西日本スポーツ=

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