松坂「野球って難しい」 悩める怪物

西日本スポーツ

 右肩手術からの復活を目指す松坂大輔投手(36)が25日、今春初の実戦登板で課題を残した。巨人とのB組練習試合(生目第2)に先発し、2回を1安打1失点。3四球と制球が安定せず、41球中24球がボールで空振りはなかった。最速も142キロにとどまり、登板後は「やればやるほど悩みます。戻れるなら1カ月前の状態に戻りたい」と苦しい心中を明かした。

 今季初の実戦登板を終えると、松坂は急ぎ足でブルペンに向かった。報道陣をシャットアウトし、捕手が立った状態で投球フォームを再確認。「野球って難しい。やればやるほど悩みます」。プロ19年目のベテランは複雑な思いを口にした。

 初回は12球で快調に三者凡退で片付けたが、2回に急変した。先頭の中井への四球と盗塁などで1死三塁として、相川に高めの速球を右前適時打とされた。さらに2者連続四球で1死満塁。ここは投ゴロ併殺でどうにかしのぎきった。

 「2回はフォームや技術的に試したいことがあり、下(半身)の動かし方を少し変えたら、全然タイミングが合わなかった。もうやらない」。初回には寺内から見逃し三振を奪うシーンもあったが、内容も結果も納得からはほど遠かった。

 今キャンプは7日に239球の投げ込みを行うなど精力的だったが、中盤からペースダウン。8日連続でブルペンに入らない時期もあった。この日は「1カ月前はすごく状態が良かった。戻れるなら1カ月前の状態に戻りたい」と漏らした。

 次回は3月2日のロッテとのA組練習試合(宮崎アイビー)に登板予定。「もう少しストレスのたまる時期が続くのかな。ただ、ストレスの中でもいいボールはある。試合で試してこそ真実が見える」。悩みは深いが、前を向くしかない。 (小畑大悟)

=2017/02/26付 西日本スポーツ=

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