和田、「3・31」開幕へ視界良好 宿舎の窓、鏡代わりにシャドー

西日本スポーツ

 4度目の開幕投手を務める福岡ソフトバンクの和田毅投手(36)が確かな手応えをつかんだ。今キャンプ初の連投で39球。25日のブルペンでは不満の残る内容だったが、一夜明けて「驚くほど良かった」と表情が晴れた。前夜、宿舎の部屋の窓を鏡代わりに行ったシャドーピッチングで好感触をつかんでいた。3月1日の韓国・斗山との練習試合(宮崎アイビー)で初の対外試合に臨み、「3・31」へと歩を進める。

 窓に映った自らの姿を思い返しながらブルペンで腕を振った。今キャンプで初めて2日続けて投球練習を行った和田は、鉄は熱いうちに打て…と言わんばかりに前夜つかんだ好感触を形にした。満足感いっぱいの39球。自然と緩んだ表情が手応えを物語っていた。

 「今日が一番良かった。モヤモヤは晴れた。自分の中で『こうだな』というのを見つけたので、修正したら驚くほど良かった。自分らしいボールを投げられるようになった」

 眼前に広がる太平洋に向かってのシャドーピッチングが激変のきっかけとなった。ブルペンで83球を投げた25日は下半身の使い方に不満が残り「納得できる形じゃない」と厳しく自己採点。その夜、オーシャンビューの宿舎の部屋のカーテンを開け、窓を鏡代わりにして投球フォームを修正した。「外は海だけ。誰にも見られないので」。過去の映像も見返しながら腕を振り、しっくりくるものがあったという。

 その感触を忘れないために連投を解禁した。「モヤモヤが取れればと思ってブルペンに入って、取れたので良かった。下(半身)の使い方もそうだしいろんなところ。間ですかね。ひと言では言えないけど」。19日の紅白戦で訴えた左内転筋の張りについても、もう不安はない。「フォームが崩れていたんだと思う。過度に張る投げ方をしていた。今の感じであれば気にならない」とこちらも一気に解消できたようだ。

 この日のブルペン入りはシーズンを見据えた先発調整ともいえる。和田は通常は登板3日前にブルペン入りする。初の対外試合登板となる予定の3月1日の斗山戦から逆算するとぴったり当てはまる。「そういう作業にも入っていかないといけない。(今日の投球が)実戦でできるかは別。これから」と力を込めた。

 6年ぶりの大役となる同31日のロッテとの開幕戦(ヤフオクドーム)に向けて、視界も晴れた。「自分の中で一つのモヤモヤが取れて、段階は踏んだかな。まだ日にちがあるので入れ込みすぎないように」。大海原に向かって腕を振ったベテランが、開幕への航海を順調に進める。 (小畑大悟)

=2017/02/27付 西日本スポーツ=

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