ホークス松坂、OP戦開幕投手に 雨で運命のいたずら ローテ残り1枠かけサバイバル

西日本スポーツ

 松坂で“開幕”! 右肩手術からの完全復活を目指す福岡ソフトバンクの松坂大輔投手(36)が、オープン戦初戦の4日のヤクルト戦(鹿児島)で先発することが決まった。当初は2日の練習試合で先発予定だったが、1日の韓国・斗山との練習試合(宮崎アイビー)が雨天中止となり“玉突き”。天候の影響とはいえ、ベテランがオープン戦の開幕投手を務めるのは異例で、目標の開幕ローテ入りに向けてアピールする。

 大粒の雨が運命をいたずらした。宮崎アイビースタジアムで予定されていた韓国・斗山との練習試合。突然の雨で開始20分前に中止が決まると、首脳陣はすぐに投手陣の登板スケジュールの再調整に入った。1日に登板予定だった和田や摂津が2日にスライドすることが決定。その結果、2日に先発が予定されていた松坂が押し出される形で、4日のヤクルト戦でオープン戦の“開幕投手”を任されることになった。

 登板予定を伝えられ、監督・コーチ室を出た松坂は足早に帰りのタクシーに乗り込んだ。次回登板についての質問は「さあ、どうですかね。僕の口からは言えないんで、コーチ陣に聞いてください」と笑顔でかわした。倉野投手統括コーチはそれぞれの予定を1日ずつずらし、4日に松坂、5日のヤクルト戦は東浜が先発することを明言した。

 一昨年の東浜、昨年の千賀のようにオープン戦初戦の先発は若手の有望株が務めることが多い。今回は雨の影響による“玉突き”とはいえ、ベテランの松坂にお鉢が回ってきた。西武時代に6度、2008年には米大リーグのレッドソックスでもレギュラーシーズンの開幕投手を務めた“開幕男”が、その役目を果たすことになる。

 松坂にとって大事なマウンドだ。キャンプ中の2月25日、今春初の実戦登板となった巨人とのB組練習試合(生目第2)では2回を1安打1失点。3四球と制球に課題を残し、「もう少しストレスのたまる時期が続くかな」と自己評価も厳しかった。キャンプ後の同28日には佐藤投手コーチの助言も受け、ブルペンでフォームを修正。「良くなりかけたのがゲームに出ればいい。(良い)感覚が続けばいいな」と改善の手がかりをつかんでいる。

 鹿児島での過去の公式戦登板は1度だけ。西武時代の02年4月19日、オリックス戦に中継ぎとして調整登板した。思わぬ形で姿を見せることになったファンの前で好投を見せれば、来週は本拠地での登板が濃厚となる。ヤフオクドームでの登板は15年3月17日のオープン戦を最後に遠ざかっているだけに、鹿児島が大事な“関門”となりそうだ。

 日本復帰3年目のキャンプは中盤以降にペースダウンを余儀なくされたが、大きな故障もなく元気に乗り切った。和田、バンデンハーク、武田、千賀がほぼ確定、5番手で東浜が有力視される開幕ローテ争いはいよいよ本番。実質残り1枠を懸けて、本格サバイバルの開戦を告げる第1球を松坂が投じる。 (小畑大悟)

=2017/03/02付 西日本スポーツ=

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