ホークス捕手戦争 最終ゴング

西日本スポーツ

 キャッチャー戦争、最終ゴングじゃ! 福岡ソフトバンクの正捕手争いが、ついに本格化する。キャンプインからアピールを続けた若手4人のうち2人が2日のロッテ戦(宮崎アイビー)後に2軍へ降格し、代わってベテランの鶴岡、高谷が1軍に昇格することが決まった。達川光男ヘッドコーチ(61)は斐紹、甲斐の大きな成長を認め、正捕手と1軍3枠を巡る争いは大混戦だと強調。覇権奪回の大きなカギとなる扇の要の座は、果たして誰がつかむのか。

 先月18日、達川ヘッドコーチが「勃発」を宣言した捕手戦争が、次のステージへ突入する。工藤監督は1日、張本、栗原を監督・コーチ室に呼び、2日限りでの2軍降格を通達。生き残った斐紹、甲斐の2人が、1軍昇格が決定したベテラン2捕手への挑戦権を得た。

 ここから史上まれな激戦が始まる。達川ヘッドが「鶴岡、高谷の下の世代をどうするか」と話すように、若手捕手育成は大きな課題の一つ。シーズンでも若い世代を積極起用する考えもあるが、至上命令の日本一奪回に向け、経験、実績が豊富な鶴岡、高谷に頼らざるを得ないことも実情だ。

 ただ戦況は当初の予想から変わりつつある。達川ヘッドは「甲斐はキャッチングとスローイング」と元来の武器がさらに伸びたことを強調。斐紹については「体を絞って高校の時みたいになっとる。(高校時代の)動画を見たけどすごいぞ。YouTube(ユーチューブ)を見ろ。びっくりするぞ」。体重を90キロ台から87キロに絞り、キャンプでチーム唯一の皆勤練習を続けた7年目の成長を独特の表現で認める。

 捕手の1軍枠は3とみられる。キャンプ中盤に開幕1軍について「(ベテラン)2人は確定」と話していた達川ヘッドは1日、「若手2、ベテラン1もある」と語った。4人のうち誰が3枠に残り、正捕手となるかは、4日からのオープン戦18試合の結果次第。「経験とか関係なく、絶対につかみにいく」。連日の猛練習で鋭くなった斐紹の眼光が戦況の激しさを物語る。 (倉成孝史)

=2017/03/02付 西日本スポーツ=

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