ホークス超積極足攻 盗塁5度企画4度成功

西日本スポーツ

 工藤ホークスが開幕カードで激突するロッテに「超積極攻撃」を仕掛けた。1点を追う3回1死二塁。敵失で出塁した本多が、続く今宮の2球目に完璧なスタートを切った。鮮やかな三盗を決めると、今宮が3球目を中犠飛。この回は無安打で同点とした。

 「(三盗は)1球目でタイミングを計った。あそこで三塁に行くと(今宮)健太が楽になる」。本多が自画自賛した足攻を、工藤監督も「ああいう攻撃が一番ありがたい」と喜んだ。長いシーズンは打線がふるわない試合もあるが、足は有効な打開策になるからだ。

 積極的な足攻は、強力打線のアシストにもつながる。「安打がなくても点を取れると、(相手投手は)一つの四球が点になると考える。そうなれば勝負をしなきゃいけなくもなる」。工藤監督は「機動力のホークス」というイメージ戦略にも乗り出している。

 昨季日本一となった日本ハムは、レギュラーシーズンでリーグ最多の132盗塁を記録。同2位のホークスは日本ハムより25個も少なかった。今季はデスパイネの加入で打線の破壊力は増すが、V奪回には機動力アップが必要不可欠。そのための手も打ってきた。

 春季キャンプの実戦形式練習では、投球がワンバウンドした際は全て走者がスタートを切る練習を反復してきた。この日は2回に一塁走者の明石が、上林への投球がワンバウンドした際にすかさず二塁へ進塁(記録は暴投)。盗塁は5度企画して4度成功した。

 現役時代の1996年に58盗塁で盗塁王に輝いた村松外野守備走塁コーチは「いい打者が多いので、昨季までは空気を読みすぎていた部分もある。気持ちも分かるが、足でもチャレンジしていかないと」。挑戦者の立場に変わった今季は、イケイケの攻撃でチャンピオンフラッグを奪還する。 (倉成孝史)

=2017/03/03付 西日本スポーツ=

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