松坂よ復活じゃ 達川節2時間全開

西日本スポーツ

 待ってるのは、復帰じゃなく復活じゃけぇ! 福岡ソフトバンク達川光男ヘッドコーチ(61)が、松坂大輔投手(36)に激烈エールを送った。チーム全休だった3日、高校時代から思い入れがあったという「怪物」の復活劇こそが、日本球界を盛り上げると約2時間の熱弁をふるった。きょう4日オープン戦初戦のヤクルト戦(鹿児島)に先発。大きな期待を受け、背番号18が“開幕”マウンドに登る。

 春季キャンプ、練習試合と約1カ月を過ごした宮崎に別れを告げた。チームは2日夜にオープン戦の初戦の舞台となる鹿児島へと移動。チームが全休だった3日、達川ヘッドコーチは雄大な桜島に感化されたかのように熱弁をふるった。

 「ファンも、みんな待っているのは復帰じゃなく、復活。何でみんな見に来るかというと感動よ。あれだけの記録にも記憶にも残る選手じゃから。(今季中に)どんな形でもええから…」

 所用の工藤監督に代わって取材対応した同ヘッドは、松坂の「復活」を熱望した。2日の練習試合に先発予定だったが、雨の影響で4日のヤクルト戦先発に変更。「普通なら若手がするわな。長年開幕に合わせてきた体内時計があるんやから。万全ではないよ」。怪物の覚悟をくみ取り、言葉はさらに熱を帯びた。

 「アップでもしっかり走っとる。今年にかける思いよ。キャンプでも紆余(うよ)曲折あるけど、年を取ると動ける日と動けない日がある。去年、(元広島の)黒田がええこと言いよった。『きょう壊れてもいい』と思ってやりよると。それぐらい強い気持ちでやっとると思うよ」

 昨秋から体重を9キロ絞りキャンプインした松坂は、第1クールでプロ19年目で最も早い打撃投手を務めた。第2クールではブルペンで239球の熱投。中盤以降はペースダウンしたが、オープン戦の“開幕投手”として先発マウンドに上がる。

 「甲子園(1998年夏の準決勝)でテーピングを外したシーンも格好良かったわ。ずっと感動を与えてきた選手。復活が日本中を盛り上げるよ」。WBCに臨む侍ジャパンが話題の日本野球界だが、薩摩の地から始まる怪物の復活劇にも注目が集まる。 (倉成孝史)

 ◆今春の達川ヘッド語録

 3月1日 捕手戦争最終バトル (斐紹について)「体を絞って高校の時みたいになっとる。(高校時代の)動画を見たけどすごいぞ。YouTubeを見ろ、千葉県大会。びっくりするぞ。あれくらいキレが戻ったら期待できる」

 2月20日 “江夏式”捕手育成術 「ピッチャーの球をキャッチボールのように受けられたら一人前」

 同20日 代打スポークスマン 「記事のないやつは俺に(取材に)来い。俺もないけど心配するな」

 同19日 走るけど走られる!? (紅白戦で計12盗塁成功)「(新聞に)あんなこと書くから、大変なことになったやないか。本当に戦争が起きた…」

 同18日 キャッチャー戦争勃発じゃ (捕手争い本格開戦に)「勃発したな、ついに」

 同17日 秘密の達川スペシャル!? 「人工芝の球場で使えそうな秘密のプレーも練習した。これをどこかの試合で披露したいと思うとる。言うたら秘密にならんから、言うたらあかんぞ!」

 同7日 達川ヘッド突然のダンマリ宣言? (選手へのアドバイスに)「何もしゃべっとらんよ。開幕してからとか、オープン戦になってからよ。経験談をな」

 1月31日 達川ヘッドが5分超講話 「同じぐらいの能力のやつがおったら、あいさつをしない方は使わない。出迎え3歩、見送り7歩という気持ちで」

=2017/03/04付 西日本スポーツ=

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