武田2回53球降板 阪神に敗れ侍1勝3敗

西日本スポーツ

 武田、本番こそ頼む! 第4回WBC日本代表は3日、京セラドーム大阪で行われた強化試合で阪神に2-4で敗れた。先発した武田翔太投手(23)=ソフトバンク=が2回4安打3失点、53球を費やし降板。先発が予定される1次リーグ(L)10日の中国戦に修正して臨むことになった。7日の1次L初戦で日本と対戦するキューバはオリックスと強化試合を行い、3-3で9回規定により引き分けた。

 おのずと気が引き締まる本番前最後の登板になった。武田自身「良くなかったですね」と認めるのみ。若手の多い阪神に対し、初回から失点が続く。何より球数が2回で53球とかさんだ。中国との第3戦(10日)で先発が見込まれる1次Lの球数制限は65球。目標の5回どころか、2回限りで降板し、牧田の救援を仰いだ。その牧田が2回を21球で完璧に抑え、余計に武田の内容が目立った。

 カーブ、スライダーが決まらずボールが先行した。2点を失った2回には2四球。「変化球の精度ですね。カーブは抜けて、スライダーは押さえ込んで。投げながら(打者が)真っすぐ一点張りになるなと思っていた」と悪循環に陥った。最速147キロ。「真っすぐに関しては良かった」が、絞りやすく、かつ高めに入って痛打された。全て直球を打たれての被安打4だ。

 変化球の制御を失い、直球が高く入った理由は「体が突っ込んでいた」とフォームの問題点を把握していた。原因を「久しぶりにマウンドに対応できなかった」と言う。京セラドーム大阪はソフトバンクで昨季まで3連敗中と相性が良くないが、国内公式戦開催時と違い、粘土質の土で硬く設定されたWBC仕様マウンド。米国から派遣されたスタッフが監修している。

 ソフトバンクでのキャンプ、また侍ジャパン強化合宿でも、硬く設定されたマウンドで投球練習してきた。ただ、特にこの日のマウンドに対応できず、修正する前に降板。「言い訳にはできないですね。向こう(米国)にいくとしても、いろんなマウンドがあるので」と注意点を整理した。

 小久保監督も「武田は前回のホークス戦(2月25日、3回無失点)より明らかに状態が悪かった」と認めた。「ストライク、ボールがはっきりしていた。ストライクを取りにいった球を結果的に打たれた」。もっとも信頼は揺るがない。「これから本番までの時間をいいように持っていってほしい」と背中を押す。

 試合後の武田はケロリとしていた。「僕の中では深刻な問題とは思ってないです。体重移動のとこだけ」。いつものひょうひょうとした口ぶりだ。「テンポもあまり良くなかった。もう少し時間があるので、しっかり調整して本番に臨みたい」。中6日で本番。この前向きな性格もプラスに働いてくれる。 (森 淳)

=2017/03/04付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ