柳田1軍実戦10打席目待ってた初安打 開幕見据えOP戦後半から守備も

西日本スポーツ

 この男が、眼前の桜島のようにどっしりとホークス打線の中心に座らない限り、日本一奪回は難しい。柳田が、薩摩の地で“本格スタート”を切った。3回だった。高めに入った小川の142キロ真っすぐを中前に運んだ。2月25日の侍ジャパンとの練習試合から4試合、10打席目での1軍実戦初安打。喜ぶまでもないが、表情はやっぱり明るい。

 「高めの球に振り負けず? まあ、そんな感じです。いまは投手との間合いとかタイミング、どういうスイングだとどうなるかを見ながらやっている。ここから、もっとよくなるようにやっていきたい」

 今春のキャンプで初実戦となった同23日の楽天とのB組練習試合では、右投手から逆風をものともしない左中間最深部への推定130メートル弾をマーク。その後のA組合流後は安打こそ出ていなかったが、感触は決して悪くなかった。この日の試合前練習でも左翼方向へ力強い打球を連発。「特に右投手の時は反対方向を意識してやっている」。一昨年のトリプルスリーでつかんだ自信と、相手の執拗(しつよう)な内角攻めもあり思うような結果を残せなかった昨季の悔しさ。いずれも“エネルギー”として、今季の打撃の準備をしっかりと整えている。

 覇権奪回へ向けて、打線に欠かせない柳田だけに、あとは残り1カ月を切った開幕までに手術歴のある右肘の状態をどう上げていくかだ。現在もシートノックには入っていないが、今季のDHはデスパイネの固定が濃厚。開幕戦からフルで出場するためには、オープン戦後半には守備に就かなければならない。4日の試合前には、工藤監督が見守る中、フォームを確認しながら約50メートルの距離で送球練習を繰り返した。「しっかり(中継プレーの)カットマンに返せるようにやっている。開幕から守れるように」。残された時間を最大限に使い、31日の外野フィールドに立つ。 (倉成孝史)

=2017/03/05付 西日本スポーツ=

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