ホークス上林 外野レギュラー前進

西日本スポーツ

■OP戦初白星

 モンスター越えでレギュラー超えだ! 福岡ソフトバンク4年目の上林誠知外野手(21)が、オープン戦チーム1号となる強烈アピール弾を放った。ヤクルト戦(北九州)の6回に、150キロの直球を左翼席へ運ぶ決勝3ラン。追い込まれてから、5・2メートルのフェンスを軽々と越す逆方向への価値ある一発で、ハイレベルな外野の定位置奪取に向けて大きく前進した。

 タイトルホルダーがひしめく外野陣が、大きな壁なのは間違いない。ただ、定位置奪取へかける強い思いが乗り移った打球は、5・2メートルの大きなフェンスを楽々と越えた。同点の6回2死一、三塁。上林が平井の投じた150キロ直球を振り抜くと、左翼方向へ飛び出した白球が勢いよくスタンドへ飛び込んだ。

 「1、2打席とまったく駄目で、チャンスで何とかランナーをかえそうと思っていた。外野の頭は越えたと思ったけど…」

 オープン戦だけでなく今春の対外試合でのチーム1号。紅白戦でも和田から1発をマークしたが、今年1軍の実戦ではまだ上林しかアーチを放っていない。オープン戦初白星を呼んだ決勝3ラン。結果以上に、レギュラー奪取へ大きな価値が詰まっていた。

 150キロ超の速球が自慢の平井に4球で追い込まれたが、粘って8球目を仕留めた。和田から一発を放った紅白戦では、次打席であっさり三振。試合後に工藤監督から、追い込まれてからの打撃を大事にするよう説かれた。立花打撃コーチは「1打席目は振りにいって三振。2打席目は当てにいってゴロ。それを3打席目で修正した。追い込まれてからだったし、自信にしていい」。潜在能力の高さを誰もが認める21歳は、実戦の中でも着実に成長を続けている。

 外野陣では柳田、中村晃がレギュラーは確定的で、実績から見れば長谷川勇が続く。いずれもタイトルホルダー。他のライバルもひしめく。工藤監督は「もっと自信を持ってやればいい。今日も自信にしないと。狙って打ちましたくらい言わないとね」。期待が大きいからこそ、「壁」を突き破ってほしいという思いがある。「結果がすべての世界。とにかく結果にこだわっていく」。あふれんばかりの気合がにじむ本人も、十分にその思いを持つ。 (倉成孝史)

=2017/03/06付 西日本スポーツ=

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