ホークス田中正義、救援に活路 工藤監督先発ローテ「難しい」

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=の開幕ローテーション入りが絶望的となった。6日、工藤公康監督(53)が明かした。一方で指揮官はオープン戦でのリリーフ起用を明言。キャンプ終盤から出遅れている最速156キロ右腕は、リリーフで開幕1軍入りを目指すことになる。

■「直球」適性あり

 ヤフオクドーム内で投手コーチ陣らとのミーティングを終えた工藤監督が田中について、こう明言した。

 「そこ(開幕ローテ)は難しいかなというのは確かにある。今回休んだことで良くなることも考えられる。先発もリリーフも含めて全て(1軍を)外れるわけではないと考えている。先発よりもまずは中継ぎの方がいいのかなと思っている」

 現時点で開幕ローテ入りの可能性は極めて低い。ただ、最速156キロの球威が捨てがたいのも事実。救援で開幕1軍を目指す起死回生のプランで田中の能力をフルに生かす方針だ。

 先発ローテ候補の一角として期待された春季キャンプで壁にぶつかった。投内連係でフィールディングの弱点を露呈。終盤は疲労もあってのノースロー調整を続けた。2月23日の紅白戦以来、本格的な投球練習も再開しておらず、実戦登板の予定も決まっていない。

 鹿児島、北九州と続いたオープン戦の遠征には参加していなかったが、きょう7日に本拠地で再合流。ブルペン投球も再開する見込みだ。工藤監督は「ブルペンにも入らないといけない。しっかりやってもらった上で、何試合かは分からないけれど、(オープン戦で)投げてもらうことは考えています」と説明した。

 力強い直球を武器にするタイプだけにリリーフ適性もありそうだ。倉野投手統括コーチは「先発としては物足りないので争いに入っていけない。短いイニングを全力で投げた方がいいところが見られるのかな」と補足した。

 キャンプを終えた田中は「全てが初めてで、この後の流れも想像でしかない。オープン戦でしっかり投げられるように頑張ります」と誓っていた。まずは短いイニングで自分の仕事場を確保する。 (小畑大悟)

 ◆田中の春季キャンプ

 2月1日 キャンプイン初日から直球のみ45球のブルペン投球。佐藤投手コーチから「田中(ヤンキース)やダルビッシュ(レンジャーズ)より上」とお墨付き。

 同9日 フリー打撃に打撃投手として初登板。上林、塚田のバットをへし折り、衝撃を与えた。

 同14日 シート打撃に初登板。松田、内川らと対戦し、被安打0だったものの、2四球と制球に課題を残した。

 同19日 初登板の紅白戦で2回を1安打1失点。最速152キロを計測。「納得いく球が何球か投げられました」

 同23日 紅白戦に初先発。2回を1安打1失点。4四球を与えるなど制球面の不安を露呈し、直球の多くが140キロ台前半にとどまった。

 同25日 疲労を考慮され、キャンプ初のノースロー調整。

 同27日 キャンプ最終日で4日ぶりにキャッチボール再開。「全てが初めてのことで勉強の連続。いざやってみると大変なことも多かった」とキャンプを総括した。

=2017/03/07付 西日本スポーツ=

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