侍ジャパン松田 値千金同点犠飛

西日本スポーツ

 1点ビハインドの重いムードを振り払ったのは、やはり“熱侍”だった。5回無死一、三塁。前日7日のキューバ戦で4安打4打点と爆発した松田に球場中の視線と歓声が集まる。代わったばかりの相手左腕が投じた2球目。147キロの真っすぐを高々と左翼に打ち上げ、歓声に応えるようにバットを持ったまま雄たけびを上げた。

 「安打になればよかったけどね。最低限、振り出しに戻ったのでよかった」。2戦連続打点となる同点犠飛で侍ジャパンが息を吹き返した。中田、筒香のアベック弾で4-1。迎えた9回、松田は無死一塁で中前にはじき返し、2試合続けて「H」もともした。

 大会前の実戦では不振にあえいでいた。直前の5試合で11打数2安打、打率1割8分2厘。不動の三塁手どころか、一時はスタメン落ちの可能性すらあったがきっちり修正した。「とにかくこれまでやってきたことを出そうとしている。積極的にいこうと」。短期決戦で過去を引きずるわけにはいかない。前向きに切り替えて、初戦のキューバ戦に続いて結果を残した。

 プレーはもちろん、時には東京ドームのスタンドの記者席にまで聞こえるほど大きな掛け声でもチームをけん引する。「ホットコーナーを任せてもらっている以上、特に元気を出していかなければいけない。継続していきたい」。2試合で打率6割2分5厘。絶好調の松田が悲願の世界一奪還へ、ますます腕をまくる。 (山田孝人)

=2017/03/09付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ