柳田、お目覚め弾 “十八番”の逆方向へ痛烈オープン戦1号

西日本スポーツ

 お目覚め弾! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が12日、オープン戦初アーチを放った。ヤフオクドームでの中日戦に3番DHで出場。初回無死一、二塁の場面で左腕バルデスから“十八番”の逆方向へ痛烈な3ランをかっ飛ばした。練習試合を含め、1軍では8試合目、23打席目で飛び出した待望の一撃。開幕に向けて、ギータの調子が上がってきた。試合は中日に11-5で快勝した。

■15日にもシートノック

 いつかは出ると分かっていても、この男の一発はやっぱり格別だ。乾いた衝突音を残し、柳田の打球は左翼席へ吸い込まれた。オープン戦初アーチ。3試合の練習試合を含めると、1軍では23打席目での“春1号”だ。「単純にうれしい。いいスイングができた」との言葉に実感がこもった。

 初回無死一、二塁の好機で左打席に入った。「ゲッツーだけはやめよう。前に飛んでくれたら」。初球、バルデスが投じた高めの真っすぐを強引に引っ張るのではなく、素直に反応。「芯だったので」とオーバーフェンスを確信したという。もはや“代名詞”となった逆方向への打球は、グングンと伸びていった。

 右肘の状態を考慮され、DHでの出場が続いている。「いろんな打ち方を試しながらやっている」。左飛だった6回2死二塁の場面は「軽く振ってみた」。不運にも左翼手の正面を突いたが、手応えもつかんだ。工藤監督は「そんなに大振りすることなく自分の形をつくろうとしていた。凡打の中にも内容があった」と高く評価していた。

 前日11日の初適時打に続く、オープン戦初本塁打。「ちょっとずつ当たるようになってきた。ステップは踏んでいます」。柳田の目にも“道筋”は見えており、試合前練習で行っている外野からのスローイングは徐々に強度を上げている。この日、工藤監督は「まずシートノックに入ってからになる」と説明。早ければ15日の巨人戦(ヤフオクドーム)からシートノックに加わり、実戦での守備復帰時期を見極めることになりそうだ。

 右肩上がりのバットに加え、守備復帰もまもなく。開幕に向けて、臨戦態勢が整ってきた。「しっかりした形、自信をつけて開幕を迎えたい。自分の体やトレーナーと相談して。1年長いので。1年間、守備に就いて出るためにやっている」。V奪還に不可欠なピースが、目覚めの時を迎えようとしている。 (小畑大悟)

=2017/03/13付 西日本スポーツ=

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