ホークス田中正義開幕2軍 右肩状態上がらず、筑後で体力強化

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクのドラフト1位、田中正義投手(22)=創価大=が、開幕2軍スタートすることが分かった。春季キャンプはA組スタートだったが、2月下旬から疲労の蓄積もあり状態は上がらないまま。実戦登板のめどは立っていない。首脳陣は中継ぎでの開幕1軍入りも視野に入れていたが、今後は2軍で調整、トレーニングする方針が固まった。17日は東京・汐留のソフトバンク本社で行われた恒例の激励会に参加。きょう18日は大学の卒業式に参加後、ファームに合流する。

 シーズン開幕まで2週間を切り、田中に厳しい現実が突きつけられた。前日16日の練習後に1軍首脳陣からファーム行きを通告されていたもの。当面の目標だった開幕1軍を果たすことができなかった。

 主力主体のA組でスタートした春季キャンプでは、ブルペンで精力的に投げ込み、剛速球で首脳陣をうならせるなど、5球団が競合した大物の片りんを見せた。一方でフィールディングなどの課題も露呈。日ごとに主力選手との体力差も明らかになり、2月23日の紅白戦を最後に実戦マウンドには上がっていない。

 右肩に故障歴があることから、首脳陣も肩を含めた体全体の疲労を完全に取った上で、体力強化に移行するプランを決定。今月上旬に投球練習を再開した後は、数日の間隔を置きながらブルペンに入っているものの、現時点で対外試合の登板予定は立っていない。

 倉野投手統括コーチは「右肩の状態を上げるだけじゃなく、体全体でもっと筋力を付けなければいけない。まずは体づくりから、ということ」と説明。実戦登板のめどについては「今月中になるか、来月になるか」とあえてリミットを設けない考えを示した。一時は中継ぎでの開幕1軍が検討された時期もあったが、首脳陣は体づくりを最優先させる考え。「(実戦では)短いイニングを投げることから始めることになる。先発かリリーフか、まだ適性も分からない。何度か投げてもらい、判断したい」と倉野コーチは補足した。

■きょう大学卒業式

 田中は17日、チームとともに福岡から空路東京入りし、ソフトバンク本社での激励会に参加。今季の新入団として、達川ヘッドコーチ、ジェンセンとともに約600人の社員に紹介された。「遠回りしているかもしれないけど、何が正解かは分からないから」と現状を受け入れ、やるべきことにベストを尽くす構え。きょう18日は大学の卒業式に出席。己のキャリアにひと区切りをつけ、孤独な戦いに挑む。

=2017/03/18付 西日本スポーツ=

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