福大大濠初戦突破スタンド歓喜 「黄金期再来の予感」

西日本新聞

 黄金期再来を予感させる会心の勝利だ-。第89回選抜高校野球大会第3日の22日、福岡大大濠(福岡市)は創志学園(岡山)に6-3で快勝し、春の甲子園4度目の出場で初勝利を挙げた。8番バッター樺嶋竜太郎左翼手(2年)の2本塁打、エース三浦銀二投手(3年)の粘投…。アルプススタンドに陣取った約1200人の応援団は喜びを爆発させた。

 先制点が欲しい序盤の二回裏。2死二塁の場面で樺嶋選手の打球が左翼席に飛び込み、2点を奪取した。スタンドは一気に熱気に包まれ、野球部員の斉藤健人さん(3年)は「これで流れは大濠に来る」と両手でメガホンをたたいた。

 三回裏には稲本侑星(ゆうせい)三塁手(2年)の右中間を破る三塁打で2点追加。母昌美さん(48)は「チームに貢献できて良かった。以前から『甲子園に連れていく』と言ってくれていて、本当にありがとう」と、ベース上の息子に目を細めた。

 四回表は2死二、三塁のピンチを迎えるが、相手打者の大飛球を平野孝太朗右翼手(3年)が背走しながら好捕。スタンドから「よく捕った」と声が飛んだ。

 その裏の攻撃。樺嶋選手の2打席連続本塁打が飛び出し、スタンドはお祭り騒ぎになった。下位打順ながら神懸かり的な活躍に父安博さん(54)は「神ってる、神ってる」と興奮。「1本ヒットが出ればと思っていた。夢みたい」

 六回に2点を返され、八回表もピンチを迎えたが三浦投手が力投。味方の好守備もあって八、九回を最少失点で切り抜け、勝利をつかんだ。三浦投手の母礼子さん(48)は「ハラハラしたけど、みんなの力で勝てた」とナインをたたえた。

 腕を振り生徒と校歌を歌った相良浩文校長(65)は「26年ぶりの甲子園でスタンドが一体となって応援できた。(6度甲子園に出た1981年夏~91年春以来の)第2期黄金時代をつくってほしい」と願った。

=2017/03/23付 西日本新聞朝刊=

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