和田開幕隙なし 4回2安打0封

西日本スポーツ

 3・31開幕投手を務める和田毅投手(36)が、オープン戦最終登板で万全の仕上がりを見せた。24日の広島戦(ヤフオクドーム)に先発し、4回を2安打無失点と万全の内容。本人は不満も口にしたが、これは理想の高さの裏返し。日本球界復帰1年目の昨季は最多勝と勝率第1位の投手2冠に輝き、今年のオープン戦は3戦3勝、防御率0・64のベテラン左腕が工藤ホークスをけん引する。

■73球四球なし

 初回から首をかしげるシーンもあった。3・31開幕投手のオープン戦最終登板。4回を2安打無失点の投球内容にも、和田は不満を隠さなかった。「真っすぐが高く、チェンジアップがうまく抜けなかった」。4回で73球を費やした球数にも納得ができなかった。

 今回は5回もしくは70~80球を目安に登板。やや早めの降板となった。初回2死二塁では新井をチェンジアップで中飛に打ち取ったが「真ん中にいった。ホームランにならなくてよかった。打ち損じてくれたし、守っているところに飛んでくれた」と頭をかいた。

 もっとも、安定感は群を抜く。オープン戦は3戦3勝でこの日は無四球。「うまくいかない状況でも安易にストライクを取りにいかないようにした」。開幕前の最後の実戦登板で、不調時の“予行演習”を済ませた。3戦連続で組んだ高谷との理解もより深まった。

 春季キャンプから練習を重ねたカーブも効果的に駆使。「球速が速くないから緩急が必要。鍵になる球種。うまく使えるように仕上げたい」。2回には全て直球で3者連続の空振り三振を奪った。昨季沢村賞のジョンソンに投げ勝った投球内容には理由がある。

 オープン戦3試合で計14イニングを投げて1失点、防御率0・64。昨季はオープン戦15イニングを無失点で本番を迎えたが、3月29日の西武戦で6回4失点と打ち込まれた反省もある。「去年は怖いくらいに抑えたけど、初戦で派手に打たれた。昨年より気を引き締めて、マウンドに上がる」。3・31開幕へ隙は見当たらない。

 キャンプ終盤に大役を通達した工藤監督は「良くない中で、どうするのかが大事。球数が増えてもゼロで抑えた。いい状態で来ているのは確か」と目を細めた。「やりたいことは全てやれた。体調も上がってきた。今回よりいい状態で臨めるように調整する」。万全の準備を整えて、ヤフオクドームのマウンドに上る。 (谷光太郎)

=2017/03/25付 西日本スポーツ=

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