東浜 4試合21回1/3 防1.69

西日本スポーツ

先発し6回を無失点に抑えた東浜 拡大

先発し6回を無失点に抑えた東浜

 自力で開幕ローテを勝ち取った右腕に慢心はなかった。東浜が納得の89球でオープン戦を締めくくった。侍戦士も名を連ねたセ界王者のカープ打線を相手に、6回を被安打2の無失点。「走っている球も何球かあった。状態も悪くなかったし、全体的に良かったと思う」。大きくうなずいた。

 立ち上がりから安定感は抜群だった。先頭田中を投ゴロ、続く菊池を3球三振と侍相手にも一歩も引かない。最速146キロの真っすぐに加えて、シンカーを低めに集める。緩急の使い方に課題を残して2失点した19日のDeNA戦を踏まえ、カーブも効果的に織り交ぜた。「カーブでストライクを取れて、投球の幅も広くなった」と振り返る。

 昨季9勝を挙げたことで先発ローテの有力候補の一人と目されていた。オープン戦中も工藤監督の中での位置付けは「(先発の)5番手に近い」だった。ただ、評価を不動のものにするには油断せず、結果を出していくしかなかった。「他に投手はたくさんいる。良くなければ落とされてしまうと、危機感はあった」。オープン戦は日曜のローテで回り、4試合でいずれも好投。21回1/3で4失点、防御率1・69と文句のつけようのない数字を残した。

 激戦を繰り広げた開幕ローテ争いも摂津、松坂が脱落し、4月2日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で先発することも決まった。2014、15年と開幕6戦目で先発を務めたが、その後は自身の結果や日程の面からローテで回ることはできなかった。「開幕どうこうより、しっかり1年間投げ続けることが大事。自分自身がレベルアップしていかないといけない。もっと先がある感覚で投げている」。まだスタートライン。初の2桁勝利を目指す「サンデー東浜」の戦いが、まもなく始まる。 (小畑大悟)

=2017/03/27付 西日本スポーツ=