秀岳館鮮やか、接戦制す 「思い切りプレー」に歓声

西日本新聞

 第89回選抜高校野球大会の2回戦で27日、県勢の秀岳館は作新学院(栃木)に対し、3-2の鮮やかな逆転勝利を収めた。先発のエース田浦文丸投手(3年)や、打撃では2年生コンビが活躍、昨夏覇者をねじ伏せた。準々決勝(29日)進出に、アルプススタンドは歓喜に沸いた。

 今大会初登板の田浦投手。一回表、二塁打とゴロで三塁進塁を許し、暴投で1点を失う。追う展開にも野球部員の鬼塚海(かい)さん(3年)は「大丈夫。すぐひっくり返す」と強気に見守る。

 四回裏、2年生が躍動した。先頭の渡辺瑠維二塁手(2年)がレフト線への二塁打を放ち、今大会初出場の山下竜哉左翼手(2年)が左中間を破る値千金の同点二塁打で打線を勢いづかせた。続く田浦投手のライトオーバーの三塁打で逆転に成功、父耕治さん(44)は「打線がよくつながっている」とひと安心の表情。

 六回表には渡辺選手と半情冬馬(はんじょうとうま)遊撃手(3年)が二つ目の併殺をもぎ取り、田浦投手をもり立てる。「落ち着いた試合運び」と半情選手の父、要(かなめ)さん(46)。

 七回表には中前打の間に三塁を狙った相手一塁走者を、藤本舜中堅手(3年)が好返球で刺した。部員の中西凌介さん(3年)は「これは大きい」と喜んだ。

 最終回、2死満塁のピンチも中飛で打ち取り、試合終了。主将の広部就平三塁手(3年)の父茂美さん(49)は「しびれた。踏ん張ってくれと祈っていた」と保護者たちと抱き合った。

 試合後、渡辺選手は「(二塁打は)初球から狙った。いい形でつなげた」とゲームを振り返り、山下選手も「気負わずに思い切りプレーできた。渡辺と一緒に一戦一戦、チームを盛り上げる」と次を見据えた。

     ◇

 秀岳館は準々決勝で、28日に再試合が行われる高崎健康福祉大高崎(群馬)と福井工大福井(福井)の勝者と対戦する。

=2017/03/28付 西日本新聞朝刊=

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ