秀岳館、福大大濠、東海大福岡 ライバル磨き合い 「全国レベル」目標に底上げ

西日本新聞

 24年ぶりに九州勢3校がベスト8に名乗りを上げた第89回選抜高校野球大会。29日の準々決勝で福岡大大濠(福岡)と東海大福岡(同)は惜しくも敗退したものの、秀岳館(熊本)は準決勝に進み、3季連続のベスト4入り。九州の高校野球復権の流れを確かにした3校の活躍の裏には、地元のライバルを意識した切磋琢磨(せっさたくま)があった。

 2回戦で早実を下した東海大福岡はこの日、2-4で大阪桐蔭に敗れた。強豪校と繰り広げた互角の勝負。北川穂篤捕手(3年)は「秋の県大会と九州大会の決勝で2回負けた大濠に勝ちたいという思いが、冬場の猛練習の原動力だった」と明かした。試合後、安田大将(だいすけ)投手(3年)は「大濠に勝たないと夏の甲子園に戻って来られないので」と早くも前を見据えた。

 東海の杉山繁俊監督は九州勢活躍の要因に秀岳館の存在を挙げる。社会人野球の松下電器(現パナソニック)で選手、監督として活躍した鍛治舎巧(かじしゃたくみ)監督が率い、昨春と夏の甲子園でも4強入りした強豪。「秀岳館のレベルの高い野球を、九州の高校が目標にしているからだろう」と全体のレベルアップを分析する。

 福岡大大濠は昨年春と秋の九州大会で優勝した。全国の強豪が集う昨秋の明治神宮大会では明徳義塾(高知)を破って4強入り。センバツで好投した三浦銀二投手(3年)が全国区に躍り出た。28日に滋賀学園との2回戦の引き分け再試合を制した後、4番打者の東怜央(れお)選手(3年)は「秀岳館と東海より早く九州に帰るわけにはいかなかった」と九州王者の自負を示した。

 秀岳館の4番打者、広部就平選手(3年)はベスト4入りを決めた後「九州勢同士で優勝を争えれば最高だった。他校の分も一戦一戦、戦いたい」と健闘を誓った。

=2017/03/30付 西日本新聞朝刊=

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