和田、タカ最年長開幕勝利へ 工藤監督超える

西日本スポーツ

 「開幕不敗」の左腕がV奪回イヤーを先導する。和田毅投手(36)が30日、自身8年ぶりの開幕戦白星に照準を合わせた。36歳1カ月での開幕投手は球団最年長。さらに開幕戦で白星なら工藤監督がダイエーで現役だった1998年の34歳10カ月を上回り、こちらも球団最年長記録となる。過去3度の開幕投手で2勝負けなしの左腕が、V奪回への第1球を投じる。

 ■3戦2勝無敗

 本拠地のバックスクリーン上方にチャンピオンフラッグがない。過去2年とは違うシーズンの開幕戦を託された和田が、ナインの思いを代弁した。「おのおのがリベンジするんだという強い思いでやってきた。シーズンの入りとして、とても大事な一戦になる」

 5年ぶりに日本球界に復帰した昨年は最多勝&勝率第1位の2冠。WBCに千賀、武田、バンデンハークと3人の先発投手が参加していたチーム事情もあるとはいえ、昨季の実績を考えれば順当な大役だ。オープン戦では3戦全勝、防御率0・64。圧巻の内容で完璧に準備を進めてきた。

 36歳1カ月での開幕投手は球団最年長。過去3度の大役で2勝0敗と「不敗神話」を続けている上、今年白星を挙げれば工藤監督の記録を抜いて球団最年長となる。「若い選手たちにまだまだ負けないぞ、という思いは持っている」。そう話す左腕にとって球団史に名を残す金字塔になる。

 2度目の開幕投手を務めた09年は3安打完封。14奪三振は開幕戦のリーグ最多記録だった。このとき以来となる開幕バッテリーを組むのは1学年下、35歳の高谷だ。円熟のコンビで「しっかりとストライクを取っていきたい」と先手、先手の配球を目指す。

 好相性も後押しする。昨季のロッテ戦は5戦3勝1敗、防御率はパのカード別で最もいい2・48。被本塁打もカード別最多の7本を浴びたが、うち4本はデスパイネだった。今年のロッテには新外国人のパラデスとダフィーが加入。「粘り強く一つのチャンスで畳み掛けるイメージ。ビッグイニングをつくらせないように」と気を引き締めた。

 チームが昨年味わった屈辱については、和田自身も責任を感じている。日本ハムとの優勝争いが激化した9月に左肘を痛めて戦線離脱。「一番は1年間ローテで投げること。それができた上で去年の成績を越えられればリーグ優勝、日本一につながる」。本拠地での開幕はチーム2年ぶり。真っさらなマウンドでベテランの貫禄を見せつける。 (谷光太郎)

 ◆球団最長ブランク 和田が4度目の開幕投手を務める。6年ぶりは1965年杉浦の5年ぶりを上回る球団最長ブランク。米メジャーから日本復帰後に開幕投手を務めるのは2003年吉井(オリックス)、07年石井一(ヤクルト)、14年川上(中日)に続き4人目だ。36歳1カ月の和田が勝利を挙げれば開幕戦では1998年工藤の34歳10カ月を上回る球団最年長。同年の工藤は9回1失点の完投勝利だった。

=2017/03/31付 西日本スポーツ=

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