和田 工藤監督超え!!タカ最年長36歳1カ月

西日本スポーツ

■不敗神話継続

 最後は気持ちで押し切った。7回、和田はロッテ新外国人ダフィーに先制打を許し、なおも2死満塁。代打井口を迎えた。追い込んでから直球を選択。「打たれたら今日の試合は負ける」。内角を突いた138キロはバットに空を切らせた。8回を5安打1失点。「緊張していた」と振り返る6年ぶりの開幕マウンドで不敗神話を継続する3度目の開幕星。「先に点を取られてしまって申し訳なかったけど逆転してくれた。チームに感謝しています」と喜んだ。

 昨季は最多勝&勝率第1位の結果を残した。宮崎キャンプ中の2月21日、36歳の誕生日に工藤監督から大役を通達された。“自身最速”で知らされた。初めて開幕投手を務めたプロ3年目の2005年は「開幕2週間、10日くらい前」の朝、自宅で王監督(現会長)から携帯電話での通達を受けたという。エース斉藤和巳(本紙評論家)の3年連続の開幕投手が有力視されていたが右肩に違和感を訴え変更。和田が“代役”となった。

 本拠地での日本ハム戦で、8回途中1失点で白星をつかみ、当時こう思った。「こんなプレッシャーの中で投げていたのか。和巳さんに負けないように、もっともっと練習しなくちゃいけない」。大黒柱の背番号66の真の力を知らされ、その後の成長への確かなステップになった。

 昨季は左肘を痛めて9月中旬に離脱したが、「今年も不安がないわけではないけど、その分、トレーニングをしてきた」。米大リーグも経験してきた球界トップの左腕はそう言い切る心の強さがある。

■監督も大絶賛

 36歳1カ月の開幕白星は現役時代の工藤監督の34歳10カ月(1998年)を上回る球団最年長記録。塗り替えられた工藤監督は「チームのエースとして素晴らしいピッチングをしてくれた」と大絶賛した。「エース」と呼ばれた男は「マウンドに上がればみんなエース」としつつ「最後までそう言ってもらえるよう明日からしっかり調整したい」と視線を切り替えた。 (谷光太郎)

■孫オーナー「ナイスピッチ」

 孫オーナーが4年ぶりにヤフオクドームでの開幕戦を観戦した。試合開始直前に球場入りし、ベンチ裏で「ひと言、頑張りましょう」とナインを激励。世界的企業の総帥はさらに「何でも一番が気持ちいい。ぜひ優勝したい」とV奪回をあらためて熱望。白星発進した試合後は「うれしいですね。幸先の良いスタートで。(和田は)ナイスピッチング」とご機嫌だった。

=2017/04/01付 西日本スポーツ=

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