川崎がホークス入団会見、背番号「52」 たくさんの“GM”に感謝

西日本スポーツ

 4日に筑後で復帰初戦も! 米大リーグ・カブスからフリーエージェント(FA)となっていた川崎宗則内野手(35)が1日、福岡ソフトバンクとヤフオクドーム内で正式契約した。入団会見ではホークスと福岡のファンへの感謝を述べた後、自ら「1年9000万円(プラス出来高)」の条件を公表した。背番号は前回在籍時と同じ52。当面はファームで調整し、4日からのウエスタン・リーグのオリックス3連戦(タマスタ筑後)に出場する方向だ。

 入団会見を終えた川崎は「1年契約、9000万」と自ら明かした。「それが提示。以上。俺はホークスでプレーしたい。向こう(球団)は契約したい。提示が最高の、一番いい評価」。米球界からの復帰選手には珍しい単年契約だった。

 ただ、川崎にとって通例ではある。「(プロでの)この18年、1年契約だった。複数年契約の仕方が分かんない。何か怖い。クリックしたら…みたいな」。背番号は6年前までと同じ52。愛着こそあれ「また勝手に球団が決めたんでね。僕はお願いしてない」と提示にうなずくのみだった。

 ラブコールが心に染みていた。「米国で朝起きたら『クビだ』とメールが来てて。困ったなと思ってるとき、ホークスが一番最初に声をかけてくれた」。さらに福岡のファンを「GM」と表現した。「たくさんのGMに感謝。タクシーの運転手さん、行く店の大将、エレベーターで会う子ども連れの家族。『いつ帰ってくるの』といつも声をかけてくれた」と感じ入った。

 同席した工藤監督は「誰にも愛されるこのキャラクターが何よりすてき。川崎イズムをみんなに伝えてほしい」と期待する。さらに「普段やってる内野を中心に。けが人(明石)も出たりして、今、ウチで一番薄いのが内野。彼が一番能力を発揮できる場所をしっかり考えたい」と続けた。

 今春はカブスでオープン戦17試合に出場。「今からいこうと思ったらいけますぜ」と胸を張るが、協議して時差ぼけ解消を優先。2日から筑後で調整し、4日のウエスタン・オリックス戦から「数は少なくても打席に立ちたい」と望んだ。

 ■4日2軍戦出場

 この日のユニホームは撮影用でブカブカ。一式そろうのは6日の見込みも「借りてやりゃいい」と言った。「(2児の)オヤジになったけどキレッキレ」と自負。「まだ帰ってない気持ち。ヤフオクドームでプレーしたとき初めて帰ってきたと思う」。間もなく位置に就く。変わらず、ダッシュで。 (森 淳)

   ◇    ◇

 川崎一問一答

 (会見冒頭で)

 「入団することになりました川崎宗則といいます。鹿児島出身です。よろしくです。ザッツ・イット」

 -どんな働きをしたい。

 「野手で一番年上なんで。後輩に引っ張っていってほしい、俺を」

 -希望のポジションは。

 「向こう(米国)でたくさんできるようになった。監督に好きなように使ってもらって、僕は日本人らしく『YES』と言いたい」

 -米国で得たものは。

 「環境が違うストレスが僕を強くした。最初は戸惑ったけど行って良かった」

 -若手にどう還元する。

 「野球をもっと面白いと思ってほしい。そう引っ張っていく自信はあります」

 (会見後)

 -チームメートと再会。

 「試合前に騒がしくして申し訳ないけど、頑張ってねって」

 -当面は筑後で調整。

 「1時間かかるけど、いかんせん(米マイナーの移動で)バスに10時間乗ってた男だから。近いなと」

 -イチローに報告は。

 「しましたよ。向こうの(日本人)選手にも。イチローさんは『ムネ、頑張ってこいよ。またオフに練習やろう』って」

 (最後に自ら切り出し)

 「家族に『ありがとう』と言うのを忘れてた。でかでかと書いといて」

   ◇    ◇

 孫オーナーら期待

 王会長は古巣復帰した川崎を「今まで積み重ねたものをグラウンドで出して」と激励した。「自分なりに心の整理がついて帰ってきたんだろう。今までの倍、チームを明るくしてほしい。集大成だから思い切って、悔いがないように」と期待。孫オーナーは「大いに期待したい。ファンも喜んでくれると思う」とうなずき、後藤社長兼オーナー代行は「話し方も以前とは違う。この5年間がプラスになったんでしょう」と成長を感じ取っていた。

=2017/04/02付 西日本スポーツ=

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