ホークス中田、ローテ変更もなんのその!!

西日本スポーツ

 7回で124球を投げながらも、余力があった。持ち前の馬力で中田が、和田に続いた。「(4与四球に)手放しで喜べる内容ではないけど、ランナーを出してから粘れたのは良かった」。同い年の内川と並んでのお立ち台。しみじみとした口調に喜びがにじんだ。

 「ギータのおかげで乗っていけた」。真っ先に感謝したのは初回だ。先頭の荻野に右前打を許し、清田にも右中間方向にはじき返された。ピンチが拡大と思いきや、センター柳田がライナー性の打球を地面すれすれで好捕。フルカウントからランエンドヒットの形でスタートしていた荻野は一塁に戻れず、柳田からの一塁送球で併殺が完成した。

 7勝にとどまった昨季は春季キャンプで右前腕部に張りを訴えて出遅れたのが響いた。「去年と同じことはできない」。B組で過ごした今春のキャンプでは、自分の体と向き合い、不調を感じたときは勇気を持ってブレーキをかけた。

 オープン戦での好投が認められ、摂津や松坂に競り勝つ形で開幕6番目の先発枠をつかんだ。しかし、当初開幕2戦目に投げる予定だったバンデンハークが右手にまめをつくったため、2カードに準備していた中田の登板が繰り上がった。それでも落ち着いて対処。開幕前には、頻繁にお参りにいく警固神社(福岡市中央区)に足を運び、福をもたらすとされる「福茶」「福飴(あめ)」を口にして心身ともに準備を整えた。

 「和田さんのあとだったから、何とかいい投球をしたかった」。前日は開幕戦をロッカールームで見届け、自宅に戻っても和田とサファテの映像をチェック。最後までやるべきことをやり抜いた右腕が、堂々の無失点投球で開幕連勝に導いた。 (谷光太郎)

=2017/04/02付 西日本スポーツ=

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