内川、ムネいっぱい先制打 ホークス3年ぶり開幕連勝!!

西日本スポーツ

 熱い「ムネパワー」で開幕2連勝だ! 主将で4番の内川聖一内野手(34)が、頼れる「兄貴分」の古巣復帰を勝利で祝った。試合前に入団会見した川崎と抱擁してパワーをもらうと、初回に鮮やかな先制打。4回は追加点の起点となる二塁打を放つなど大活躍した。柳田、内川、デスパイネの新クリーンアップがマルチ安打をそろい踏みするなど、V候補の大本命が早くも乗ってきた。

 ■FA移籍時の恩

 試合前の熱い抱擁でもらったパワーが、主将のバットに乗り移っていた。初回2死三塁。内川が西野のフォークをきれいに中前へはじき返した。チーム今季初の先制打。デスパイネが加入した今季も4番を任される主砲の一打は、そのまま決勝打となった。

 「昨日(の開幕戦)はなかなか点を取れなかったんで、最初のチャンスで得点できてよかった」。試合後はさりげなく殊勲打を振り返ったが、どうしても打ちたい理由があった。試合前練習後。入団会見を終えたばかりの川崎とロッカー前で固く抱き合ったからだ。

 昨年12月にもゴルフや食事をするなど、1歳上の先輩とはずっと連絡を取り合ってきた。「久しぶりという感じはしなかったですけど」。川崎が帰国した3月31日の試合後にも電話で言葉を交わしたが、6年ぶりにチームメートとして“再会”した意味は違った。

 1歳違いだが、内川にとってこれほど頼りがいのある兄貴分はいなかった。ホークスにFA移籍した2011年。「僕をホークスの一員にしてくれたと今でも思っている」。不安も抱えていた新天地でのスタートを、全力で支えてくれたのが当時の川崎だった。

 移籍後初のキャンプでは積極的に食事へ連れ出してくれ、ナインとの橋渡しも買って出てくれた。「川崎効果」もあり、すぐにチームに溶け込んだ内川は打率3割3分8厘で首位打者を獲得。パ・リーグMVPに輝き、自身初の日本一の喜びも味わったが、その年のオフに川崎は海を渡った。

 ■「頼れる先輩」と

 「また一緒にやれる喜びもあるし、頼れる先輩が戻ってきてくれた」。川崎の存在は、常勝を義務づけられるチームで重責を担う内川のバットを軽くする。4回にも追加点につながる二塁打をマークした4番に引っ張られるように、開幕戦で無安打だった柳田、デスパイネもマルチ安打のそろい踏み。チームも3年ぶりの開幕2連勝となった。

 激闘の連続で日本中を沸かせたWBCに出場し、オープン戦は2試合に出場しただけ。日の丸を背負った疲労もあったが、チームの日本一奪回へ「大きな歯車」となる覚悟は固めている。「デスパが後ろにいても、内川聖一の打撃は変えられない」。開幕前日に宣言した「つなぎの4番」が、秋には復帰1年目の兄貴分とともに歓喜を味わう。 (倉成孝史)

 ◆工藤監督(開幕2連勝に)「よかったです。(レギュラーに)みんな1本出ると安心すると思うので、これから。(内川の4番起用は)どういう形が一番相手にプレッシャーがかかるかを考えて」

=2017/04/02付 西日本スポーツ=

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