「世界の千賀」でホークス9年ぶり開幕4連勝へ 侍対決、則本に勝つ!!

西日本スポーツ

 「世界の千賀」が満を持して出陣する。きょう4日の楽天戦(Koboパーク宮城)で今季初登板する福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(24)が3日、ともにWBCを戦った則本昂大投手(26)との投げ合いに闘志を燃やした。両チームとも開幕3連勝。WBCで個人最多タイの16三振を奪い侍ジャパン唯一の優秀選手に選ばれた千賀は、1点も与えない“侍投法”でチームを9年ぶりの開幕4連勝へ導く。

 ■目の前のイニング0に

 世界を相手にした激闘は記憶に新しい。ひときわまばゆい輝きを放った「世界のSENGA」が「ホークスの千賀」に衣替えしてマウンドに立つ。開幕2カード目の初戦、敵地仙台で迎える今季初登板。投げ合う相手は約2週間前まで同じ侍ジャパンのユニホームを着て戦った則本だ。

 「(エース相手で)大量得点は見込めない。先発の僕が試合をつくって、あとは1点取ってくれればという試合にしたい」。2日にいつものスタイルに髪を刈り込み、Koboパーク宮城での先発調整を終えた千賀はミッションの難しさに思いをはせた。侍同士の先発対決は今季初めてだ。

 侍ジャパンではともに中継ぎからスタート。試合前に同じ流れで調整する機会が多かった。帰国後、互いの登板日が明らかになると千賀はすぐに「一緒の日ですね」とメールを送ったという。プレーボールの午後4時で11度の予報が出ている気温には「あとは寒さですね」と苦笑いだ。

 WBCでは4試合で計11回を1失点、出場選手3位の防御率0・82、菅野と並ぶ最多タイの16奪三振。先発、中継ぎでフル回転してその名を世界にしらしめた。米国との準決勝では中継ぎで2イニング目に初失点し敗戦投手。悔しさは当然あったが「次はシーズンだ」と切り替えた。帰国後は2度ブルペン入り。WBC公認球から日本のボールへの再適応もしっかり終えた。

 完投は狙わない。WBCは先発した15日のイスラエル戦で5回63球を投げたのが最長だ。「1イニングでも長くとは思うけど、デニス(サファテ)が3連投したから休ませられるようにとは今の僕は言えない」と率直な胸の内を明かした。シーズン40完投を常に理想に掲げる工藤監督も「体調は悪くないと思うけど、無理はさせない」と想定。目の前のイニングを無失点で…という“侍投法”が千賀の狙いだ。

 WBCトリオの先陣を切る先発。「チームの流れに乗り遅れないように。時差ぼけと言われないようなピッチングをしたい」。昨季の仙台での楽天戦は9月3日、9回1失点で完投勝利だった。相性のいいマウンドで則本との「侍対決」を制し、2008年以来の開幕4連勝へとチームを導く。 (谷光太郎)

=2017/04/04付 西日本スポーツ=

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