内川、笑顔無き5号ソロ 9点差でも集中力失わず

西日本スポーツ

■12試合ぶりの5号

 せめてもの意地だった。季節外れの“楽天花火大会”に静まり返ったヤフオクドーム。4番の一振りだけが本拠地をわずかに盛り上げた。7回、左翼席への5号ソロ本塁打。12試合ぶりの一発にも笑顔はない。

 9点差をつけられながらも集中力は失わなかった。「与えられた状況でやるしかない。その一打席一打席を」。美馬の高めカーブを振り抜いた。打球はグングンと伸び、中段に着弾。「僕の(個人)記録が増えただけで大した話じゃない」。確かに試合展開を左右する一発ではないが、好投の美馬に一矢報いた。

 19試合目での5号到達。18本塁打を放った昨季は、28試合を要しており、ハイペースといえる。打率も3割4分3厘と高水準を維持。3・4月度の月間MVP候補に堂々と名を連ねた。通算2000安打を目指すメモリアルイヤーは、上々のスタートを切った。

 前夜は3点を追う展開から延長12回にサヨナラ勝ち。この日も序盤の大量失点と野手陣は苦しい展開を強いられている。「僕らが打てなくて(投手陣に)我慢してもらうこともある。それはお互いさま」。4番として主将として、言い訳はしない。

■上林も適時二塁打

 美馬に完投勝利を許したが、この一発を単なる空砲にしてはいけない。藤本打撃コーチは「こういう展開は1年間に何試合かある。(内川が)しっかり本塁打を打ったのは明日につながる」と前を向いた。9回には途中出場の上林が左越えの適時二塁打をマーク。藤本コーチは「上林も明日からいい形で試合に入っていける」と力を込めた。

 この日試合観戦に訪れた川崎も1軍合流が秒読み段階。まだまだ波に乗りきれないホークス打線だが、好調を維持する不動の4番の存在は心強い限りだ。 (小畑大悟)

=2017/04/23付 西日本スポーツ=

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