ホークス拙攻10残塁で貯金ゼロ 松田が打たないと7連敗中

西日本スポーツ

 どげんしたとや、マッチ…。ホークスの元気印、松田宣浩内野手(33)の状態がいっちょん上がらん。2回の先制機、8回の同点機にどっちも凡打。今季20試合を終えノーアーチ、打率も1割台と、もがき苦しんどる。首位楽天とのカードを連敗で負け越し、貯金も再び使い果たしてもうた。「どんたく博多デー2017」と銘打たれた一戦。お祭り男が騒がんと、盛り上がらんばい。

 ■打率再び1割台

 最高潮に達した観客のボルテージは、大きなため息に変わった。デスパイネの適時打で1点差に迫った8回。守護神の松井裕を引きずり出し、なおも2死満塁と一打逆転の好機で松田が打席に入った。1ストライクからの2球目。外角に沈むチェンジアップを積極的に打って出たが、芯を外された打球はボテボテの二ゴロとなった。10残塁の拙攻。連敗で再び貯金は底をついた。

 「(投手陣は)よかったよ。結果的に9回で2失点だから、ピッチャーには言うことはない。以上」

 大敗した前日22日の試合後にわずか50秒で自ら記者会見を打ち切った工藤監督は、この日も3分弱で終わらせた。2シーズンぶりの先発だった寺原を4回途中で降板させ、早い回からの継投。22日に5発、11得点の破壊力を見せた楽天打線を2点に封じ、ある意味でプラン通りに試合を進めたが白星には結びつかなかった。前夜はバッテリーだった指揮官の表情を険しくさせた要因は、この日は打線、中でも7番打者だった。

 ■10残塁で1得点

 2回無死二塁の先制機でも空振り三振に倒れた松田は、4打数無安打で打率が再び1割台に戻った。過去5年、20試合消化時点で、すべて3本塁打以上をマーク。打率も3年で3割を超えるなど「スタートダッシュ型」の男が、WBC出場による調整不足の影響もあってか苦しんでいる。ここまでノーアーチで5打点。指揮官も「(相手は)クリーンアップは警戒するし(中軸の後ろが)カギになるのはたしか」と頭を抱えるように、松田が無安打だった9試合は2勝7敗だ。この試合を含めれば7連敗となった。

 悪い時には、運にも見放される。この日の楽天の先発予定は岸。昨季は打率5割3分8厘(13打数7安打)1本塁打とかもにしていた。試合前には藤本打撃コーチが「こういう相性のいい投手をきっかけに乗っていってくれたら。1本じゃなく、2本、3本と」と、浮上へ向けて大きな期待を寄せていたが、試合開始直前にまさかの登板回避。「(得意な)イメージはあったし、岸君と対戦したかったけどね…。そこはしょうがない。戸村もいい球投げとった」。元気のない言葉を残し帰りの車に乗り込んだ松田の浮上がない限り、Bクラスからの脱出すら難しい。 (倉成孝史)

   ◇    ◇

 「どんたく博多デー」開催

 5月3、4日の博多どんたく港まつりを控え、4月23日の楽天戦は「どんたく博多デー2017」として開催された。5年目の恒例企画。来場者にオリジナルにわか面が配布され、場内アナウンスは博多弁、7回裏にファンが飛ばすジェット風船はめんたいこカラーと郷土色満載で、試合後は博多手一本の拍子に合わせた花火で締めくくった。

=2017/04/24付 西日本スポーツ=

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