千賀、連敗ストッパー本領 3戦連続2桁奪三振で3連勝

西日本スポーツ

 6連戦の先頭を任されている意地がある。同点とした直後の6回、千賀は4番中田から圧巻の3者連続三振に切って取った。直後に打線が勝ち越し。8回は先頭松本にこの日2発目のアーチを浴びて1点差に迫られながら、好調近藤からのクリーンアップを封じてリードを守った。マウンドを降りると、女房役の甲斐とハイタッチ。感謝の思いを伝えた。

 8回を8安打4失点ながら10奪三振。今季3度目の連敗ストッパー役をこなした。白星も2桁奪三振も3戦連続だが、3回に先制の3ランを浴びるなど、イメージした投球とは違う。「内容は良くない。打線が打って勝ってくれてよかった。(甲斐)拓也がリードでもバッティングでも頑張ってくれて。頼もしいです」と、同学年で同じ育成ドラフト出身の捕手をたたえた。

 北九州市民球場のマウンドは3年ぶり、先発では初だ。マウンドが軟らかく、傾斜がなだらかな感覚だという。「ずっと不安だった。慣れたのは5、6回あたりから」。3回1死一、二塁、6年目の松本にスライダーを左翼席に運ばれた。8回も松本にソロを被弾。「次は抑えます」と雪辱を誓った。

 今季、先発4試合で38奪三振はリーグトップ。28奪三振で2位の西武菊池に大差をつける。「三振が増えるよりゼロで終われた方がいい」。三振へのこだわりは示さないが、直球とフォークボール中心だった組み立てに、精度が上がったスライダーとカーブを加え、投球の幅を広げている。「WBCから(スライダーとカーブの)コントロールを意識するようになって、今も継続できている」と手応えを隠さない。

 工藤監督は「週の初めで難しいところもあるだろうけどね」と、成長を続ける右腕の労をねぎらった。8回は、続投の意思を確認する首脳陣に「いきます」と応じた。和田、武田と先発の柱が不在の中、千賀の存在感が確実に増している。 (谷光太郎)

=2017/04/26付 西日本スポーツ=

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