柳田、燃えた2ラン 延長10回は空振り三振…怒りあらわに資料室直行

西日本スポーツ

 本拠地に今季初めてアーチを描いた。それも起死回生の価値ある一発。勝利には結びつかなかったが、簡単には終わらせなかった。8回2死からの一時は同点となる4号2ラン。ダイヤモンドを一周した柳田は「自分のスイングができて、結果的に追いつけて良かった」と感触を振り返った。

 この回も2番手の宮西に簡単に2死を奪われた。今宮が追い込まれながらもファウルで粘り、10球目で四球をつかんだ。「(今宮)健太が必死になんとか出塁してくれたので自分も燃えた。ゴロだけは打たないようにした」。四球後の初球外角スライダーを振り抜くと、左翼テラス席まで届いた。

 打線は先発加藤の前に沈黙を続けていた。柳田自身も初回1死一塁から遊ゴロ併殺。その後はチャンスらしいチャンスもつくれなかった。藤本打撃コーチが「ネンイチ(年に一度)の投球をされた」と白旗を揚げるほどの出来。勝ちパターンの継投に持ち込まれたところで柳田が打ち破った。藤本コーチは「あの場面で打てるのがクリーンアップ。勝ち試合の投手から打てて自信になる」と続けた。

 それでも試合後の柳田は「やられた」と怒りをあらわにし資料室に直行した。延長10回代打上林と今宮の適時打で1点差とし、なおも1死一塁。再び一発が出ればサヨナラの場面で守護神増井に空振り三振を喫した。「相手もいいところに投げていた。向こうが上だったかなと思う。またあそこで打てれば最高だった。まだまだ力不足かな」と素直に敗北を認めた。

 空砲とはなったが、7試合ぶりの4号でようやく本拠地のファンに本塁打を届けた。「そのあとも打てたら良かったんですけど…」とやっぱり一発より最後の三振が頭に残っているようだ。そこにはクリーンアップの責任感が詰まっていた。 (小畑大悟)

=2017/04/28付 西日本スポーツ=

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