デスパ、西ストップ弾 京セラでの無得点26イニングで止めた

西日本スポーツ

■右中間席へ

 強烈な先制パンチだった。2回無死。デスパイネが西の初球を仕留めた。136キロの外角直球を右中間席にたたき込む4号ソロ。2試合ぶりの一発で、今季初対戦だった天敵攻略への道筋をつけた。川崎の1軍昇格で盛り上がるホークスベンチをさらに熱くした。

 「積極的に打ちにいこうと思っていた。コンパクトに振り抜けて、自分のスイングができた」。西には2012年にノーヒットノーランを食らい、昨季は4勝を献上。ホークスの最大の天敵といえる存在だけに、持ち味の逆方向への一発はチームの勇気となった。

 京セラドーム大阪での西には、15年5月から昨年まで25イニング連続無得点に封じられていた。この日も初回2死二塁で4番内川が凡退。嫌なムードが漂いかけたが、デスパイネは昨季までの西との対戦成績は打率3割1分(29打数9安打)。苦手意識はなかった。

 ロッテに途中入団した14年。8月1日に同じ京セラドーム大阪で、西から来日初アーチも放っている。「それは去年までのこと。いい投手なんだから。ホームランにできたのはたまたま」と誇ることはなかったが、西アレルギーの“特効薬”となったのは確かだ。

 打撃の状態が上向いたことで、本来の積極性も取り戻した。「悪いときはボールを見ていくことになる。状態が上がってくると、初球から振っていける」。前カードの日本ハム戦から初球が直球のケースが増えたといい、「今日もそうかな」という予感もあった。

 川崎とは練習の合間に通訳を介さず、スペイン語で談笑した。試合後、バスに乗り込む際には「話した内容? 忘れたよ」とおどけたが、居合わせた川崎から「エルミーオ(俺の仲間)!」と呼びかけられ、目配せしてほほ笑んだ。新たなチームメートとも固い絆で結ばれた大阪の夜だった。 (谷光太郎)

=2017/04/29付 西日本スポーツ=

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