どつかれた摂津 いてまえ打線止められず3回6失点KO

西日本スポーツ

 ■4四球初黒星
 
 勝負の行方を大きく分ける一球になった。1-3の3回1死満塁。摂津がモレルに投じた変化球が甘くなった。打球は、背走してフェンスについたセンター上林の頭上へ。捕球できず、走者一掃の二塁打となった。後続は断ったが、4回のマウンドに立つことは許されなかった。

 3回を6安打4四球で6失点。持ち味の制球がさえず、今季初黒星を喫した。1軍での先発は4回3失点で降板した15日の同カード以来今季2度目で、連続のKO劇。試合後、「ボールを思うように操れなかったか」という問いに「そうだね…」と険しい表情を浮かべた。「(チームに)申し訳ないです」と続け、バスに乗り込んだ。

 いずれの失点にも、四球が絡んだ。初回1死から大城に与えた四球をきっかけに、1死一、三塁とされ、小谷野の二ゴロの間に先制点を与えた。同点になった直後の2回も先頭モレルへの四球をきっかけにピンチを招き、2失点。自ら流れを手放した。

 女房役が変わっても結果につながらない。佐藤投手コーチは「コントロールも悪かったし、バッテリーの配球も悪かった」という。前回は高谷と組んだが、今回は昨年1月はともに自主トレした、成長株の甲斐。今春の紅白戦などでは組んだが、公式戦では初だった。昨年左膝を手術した高谷の負担軽減策でもあったが、摂津への追い風にはならなかった。

 昨年まで5年連続で開幕投手を務めた右腕の背信マウンド。2勝に終わった昨季の悔しさを、晴らせない日々が続く。工藤監督は「もったいなかったと思う。(試合前の)ブルペンでは状態が良かった、と聞いていたけど、ブルペンと試合の中でうまく出せなかったということ。本人も残念だと思うけど、こちらも残念」と渋い表情で振り返った。次戦については「しっかり考えます」と話すにとどめた。 (谷光太郎)

=2017/04/30付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ