東浜、感謝3勝 試合中監督助言、フォーム再確認

西日本スポーツ

 素直には喜べない。お立ち台に上がった東浜の口からはチームメートの名前が出てきた。「上林や(岩崎)翔さんに感謝したい」。2点を先制されたにもかかわらず、上林が一振りで取り返してくれた。しかも逆に2点のリードにしてくれた。8回は2死一塁から自らゴロをこぼす失策で、ピンチを広げて降板。岩崎に“火”を消してもらった。

 それでも東浜の117球が、カード勝ち越しにつながったのは確かだ。3回に2死二塁から源田の三塁打、浅村の右前打で2点を先制されたが、以後踏ん張った。「(味方)打線が活発なので、自分の仕事をすることだけを考えた」

 5回を投げ終えたところで、工藤監督からはアドバイスを受けた。内容は下半身主導のフォームの再確認。低めに球を集めることを徹底しただけでなく、変化球も有効活用。6回2死では、前日2本塁打の中村に対し真っすぐ系を4球続けた後に107キロの外角カーブで三ゴロに仕留めた。「うまく使えたと思う」との言葉に手応えがにじんだ。

 7回無失点、7回1失点に続いて、8回途中2失点で3連勝。この日は今季初の無四球だった。安定した投球の陰には、細かな自己管理も見逃せない。今年から和田に教えてもらった、青汁に発芽玄米の粉末が混ざった健康飲料を愛飲。「1人暮らしで野菜が不足気味になるから」と体調面には人一倍気を使っている。

 前回の対戦で6回途中6安打4失点とやられた西武打線にお返しをした。その試合で一発を浴びたメヒアを見逃し三振に切って取った7回は、拳をグッと握りしめた。「いいと思いますよ。少しずつイニングも伸びているし、球数も伸びている。次なのかその次なのか完投できる時もくる」と工藤監督は期待を寄せた。これまでの完投は新人イヤーの2013年にマークした1度だけ。着実に階段を上っている右腕なら、2度目がやって来る日もそう遠くはない。 (谷光太郎)

=2017/05/04付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ