ソフトB柳田がパンチパーマをあてたワケ 「ギータ」名付け親はあの先輩だった

西日本スポーツ

試合のなかった8日、所用で訪れたヤフオクドームから引き揚げる柳田 拡大

試合のなかった8日、所用で訪れたヤフオクドームから引き揚げる柳田

2011年2月3日、宮崎の春季キャンプでランニングする川崎(右列の先頭)と柳田(左列の前から4人目) 4月29日のオリックス戦で、明石(8)を迎える川崎と柳田(右端)

 【柳田悠岐 日々新たなり】

 黄金週間が終わっても輝きを放ち続ける?柳田悠岐外野手(28)の金色トークをお届けします。「日々新たなり」の第2回は、ルーキーだった2011年以来のチームメートとなった川崎宗則内野手(35)との(秘)エピソードを明かしてくれました。髪形を変えた理由や、13日に行われるホークスにとって熊本地震後初となる被災地での試合の意気込みも…それでは、お願いします!

 -ゴールデンウイークが終わってしまいました。沈み気味?の西スポ読者の皆さんを柳田選手のトークで元気にしましょう。お願いします…って、あれっ、ちょっと元気がない?

 「チームが勝っているのはいいんですけど、僕はあんまり打ってないんでね。アカンっすわ~(※1)」

 -まあまあ、そんなこと言わずに。なんだか雰囲気も変わったような。髪形を変えましたよね?

 「いや、変えてないっすよ」

 -4日の試合後に千葉遠征に出発する前はパーマじゃなかったはずですが。

 「やっぱ、ばれましたか(笑)。実は千葉遠征中にパンチパーマをあてました。2年ぶりっす。おばちゃんがやるような小さいやつでクルクルっと巻いてもらって。朝は何もしなくていいんで楽チンっす」

 -なぜこのタイミングでパンチパーマを?

 「あまりに打てんから…」

 -打てないからパンチパーマ? つながりがなさそうですが。

 「実は首位打者を取ってトリプルスリーをやった2年前も千葉の美容室でパーマをあてたんです。なので、また同じところで」

 -なるほど。縁起を担いでということですね。

 「と、思うでしょ(笑)。そうじゃないんですよ。2年前はパーマにしてから全然打てんくなって。7月だけ2割とか(※2)。今は打てんから逆にいったろうかと。逆にね。予約して行ったら、同じ美容師さんで覚えてくれてましたよ。パーマをあててから打てんかったことも」

 -マイナスにマイナスをかけてプラスに…っていう作戦ですね。

 「そんな感じっす」

 -神頼みならぬ“髪頼み”ってところですか。

 「それはちょっと…」

 -失礼しました。前置きが長くなりましたが、今月はホークスに復帰した川崎選手について伺おうと思います。前回一緒だったのは柳田選手がルーキーだった2011年です。

 「僕はほとんど2軍だったんで一緒にプレーをした記憶はあんまりないんですが。でも、キャンプのときに新人全員で飯に連れて行ってもらったのを覚えています。『ムネさんだ』ってオーラがありましたよ」

 -当時、どんな話をしていたんですか。

 「あ、そういえば、その食事のときに生まれて初めて『ギータ』って呼ばれたんですよ。ギータ誕生の瞬間です(笑)。ムネさんが『柳田って言いにくいよな。よしギータだ』って。なに言うとんやと思いましたけどね。そしたら次の日のシートノックで、(送球を)カットのときにムネさんが『ギータ、ギータ』呼んでいて。そしたらいつの間にか定着しとった。さすがです」

 -何と「ギータ」の名付け親は川崎選手だったんですね。6年ぶりに同じユニホームでプレーしてみてどうですか。

 「やっぱり、ムネさんは自分がどんだけ打てなくても、めちゃめちゃ元気。僕もああいう選手になりたいですね」

 -川崎選手が1軍に昇格した4月28日からチームは7勝2敗。明らかな上昇カーブを描いています。

 「なんていうんすかね、金色のオーラがあります。プロ野球界でも赤色のオーラの選手までは結構いるんですけど、金色は初めて見ました。プレミアです。プレミア」

 -分かるような、分からないような…。

 「ほんと、アメリカの野球のこととかメジャーの選手のこと、バットのこととかいろんな話ができて幸せです。僕もオーラを出せるように頑張ります」

 -出ていますよ。リーグトップの29四球はその証拠です。

 「いや、全然っす」

 -今年も相手のマークがきついですね。4月28日のオリックス戦では左ふくらはぎに死球。翌日から2試合を欠場してしまい、目標としていた全試合出場も途切れてしまいました。

 「スポーツをしていたらけがはつきものなんでね。それはしょうがないかな。欠場したけど、すぐに戻れたんで、巻き返すチャンスはあると思います。切り替えて、できるだけ頑張りたいっす」

 -今週土曜、13日は熊本での楽天戦。被災地の人たちも柳田選手の活躍を楽しみにしています。

 「前(去年)もあまりいいプレーできなかったんで、ちょっとはね。すごいプレーを見せたいなと」

 -すごいプレーとは。

 「ホームランです」

 -昨年11月に熊本を訪れたときも、子どもたちにホームランを打つと約束していました(※3)。

 「まだ熊本ではホームランを打ったことがないんでね。年に1回だし、土曜日で子どもたちもたくさん来てくれると思う。なんとか打ちたいっすね」

 -期待しています。金色の話題も出た第2回もそろそろ終わり。読者の皆さんにひと言お願いします。

 「シーズンが始まってもう1カ月半ですか。早いっすね。一日一日を大切に、日々新たな気持ちで頑張っていきます」


 ※1 柳田は3、4月を打率2割7分8厘(72打数20安打)、4本塁打、13打点、7盗塁で終了。4月28日のオリックス戦で左ふくらはぎに死球を受けて負傷交代し、翌29日と30日の2試合を欠場した。復帰した5月2日からの6試合は打率1割7分4厘(23打数4安打)と苦戦しており、通算打率は8日現在で2割5分3厘となっている。

 ※2 2015年の柳田はトリプルスリーを達成した選手では史上最高打率となる3割6分3厘で首位打者のタイトルを初獲得。リーグMVPにも輝いたシーズンで、唯一苦戦したのが7月だった。打率2割6分2厘、3盗塁は同年の月別成績でワースト。その理由がパーマだったかどうかは知る由もない。

 ※3 昨年11月27日、球団と選手会が主催する恒例の野球教室が九州各県であり、柳田は4月の地震で被災した熊本会場を担当。雨のため藤崎台県営野球場から近隣小学校の体育館に会場が変更となったが、子どもたちの熱気もあり「ホームランを打ちたい」と意気込んだ。同球場のシンボルで、中堅後方にある天然記念物のクスノキに届くような放物線を思い描き「普通にやりゃ打てると思う」と自信をのぞかせた。

=2017/05/09付 西日本スポーツ=

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