木村文、686日ぶり一発 西武3位浮上、5割復帰

西日本スポーツ

4回1死、ソロ本塁打を放ちナインに迎えられる西武・木村文(左) 拡大

4回1死、ソロ本塁打を放ちナインに迎えられる西武・木村文(左)

 久しぶりの快感が両手に残った。2点リードの4回1死。木村文がオリックス山崎福の内角真っすぐを巧みに捉えた。舞い上がった打球は左中間スタンドへ。「やっと出た。自信になる」。2015年6月27日の日本ハム戦以来、686日ぶりのアーチだった。

 勢いは衰えず6回は左中間を破る二塁打。3点リードの7回2死一、二塁では外角の真っすぐに反応し、逆方向へはじき返す2点打だ。14年4月12日以来3年ぶりの猛打賞も記録して、チームを8日ぶりの勝率5割復帰、オリックスと並ぶ3位再浮上へと導いた。

 高い守備力や長打力を辻監督に買われ、開幕からほぼ右翼でスタメン起用されたが、結果が出ない。打率1割台で、一時は規定打席到達者で最下位に沈んだ。食事がのどを通らない。体重は5キロも減った。「申し訳ない気持ちだった」。思い悩む日々が続いた。

 救ってくれたのはレオの黄金期を支えた2人のレジェンドだった。辻監督は常に目をかけ打撃指導を行い、信頼してグラウンドに送り出す。3日のソフトバンク戦前には、ソフトバンク前監督の秋山幸二氏(本紙評論家)から真横で打球を捉えるためにバットを少し寝かすよう助言を受けた。同日以降の打率は3割7分1厘。「ありがたいです。結果で応えたい」と継続した活躍を誓う。

 辻監督は「やっとだね。自信にしてほしい」と笑った。チームは2戦連続2桁安打で連勝。6カードぶりの勝ち越しも決めた辻ライオンズが、じわりと勢いを取り戻しつつある。 (山田孝人)

=2017/05/14付 西日本スポーツ=

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