工藤ホークス、今季最悪12失点 レオ1.5差急接近

西日本スポーツ

■首位楽天と3.5差

 カモにしているカモメに壮絶なしっぺ返しを食らった。初回に内川の3戦連発となる10号2ランなどで先制しながら、投手陣が今季2度目の5被弾。既に10勝と圧倒しているロッテに本拠地初黒星となる2敗目を喫した。勝った首位楽天とのゲーム差は再び3・5に広がった一方で、4連勝の3位西武とは1・5ゲーム差。何となく、何となくではあるけど、いや~な雰囲気の漂う黒星カモ…。

■2度目の珍事

 爽快に打たれた。今季ワーストタイの1試合5被弾。そこに与四死球7が絡み、今季ワーストの12失点を喫した。既に10勝を稼いでいる最下位ロッテ相手に、本拠地で初黒星。工藤監督は報道陣に「何もないだろ。ある? 何か」と切り出した。この試合5与四球で、ここ5戦計24個。「分かってるよ…そんなのは」とうんざり顔ながら、続けた。選んだ言葉も、どうにも辛辣(しんらつ)になった。

 「ちゃんと攻めてるのか、そうじゃないのか。せっかくミーティングしてるのに、マウンドで頭が真っ白、ではいけない。1軍で投げてる以上、自覚を持って投げないと。何が何でも抑えるんだって気持ちが何より大事で。もう、怖くてどうしようって思うなら、また下(2軍)でやり直した方がいいと思うよ」

 内川の3戦連発などで初回に3点をもらった先発中田が、崩れた。2回に鈴木とダフィーのソロで1点差。4回は追い込んだ後の連続与死球から田村に逆転打を許し、大嶺翔の3ランでとどめを刺された。自己最多タイの3被弾はいずれも2球目以内。指揮官は「本人がしっかり投げきれるか投げきれないか。コメントのしようがないね」と断じた。先発陣の急場に前回の早期降板が重なっての中4日にも「そういうことではない」と影響を否定した。

 高谷が主だった女房役に初めて甲斐を指名した。「(甲斐)拓也はしっかり内角も投げさせられてる。その前を考えると…外中心だと、どうしても打たれる傾向が強くなる。いくとこは、しっかりいかないと。拓也は昨日(24日)でも内角の見逃し三振、結構あったんで。そういうとこも踏まえて」。打者の懐を、より攻める意図からだった。

 結果的に中田は4回KOされ、5回は加治屋が井口に通算250号を被弾。「内角も投げてたようだけど…いききれない、というところ」。7回からマスクをかぶった鶴岡も、笠原とのバッテリーでダフィーに2発目を浴びた。

 チーム45被弾はロッテに次ぐリーグワースト2位だ。うち31発がホーム戦。本拠地5被弾は前回4月22日の楽天戦が2004年以来だったが、今季だけで既に2度という珍事だ。工藤監督は「切り替えていきましょう」と声を張った。3位西武が1・5ゲーム差。まずは敵地札幌で締まった試合にする。 (森 淳)

=2017/05/26付 西日本スポーツ=

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