おかえり!!サファテ 9回2K貫禄S 勝利の方程式復活

西日本スポーツ

■14日ぶり登板

 ソフトバンクが最終回の日常を取り戻した。登板時にマウンド後方へ向いてかがみ、心を整え打者を圧倒。試合を締めてグラブに手を合わせ、お辞儀するサファテの姿があった。「僕がいない間のチームも調子が良かったし、何の違和感もなく入れた。明日もこうやって入りたい」。夫人を見舞うため米国へ一時帰国していた守護神が、14日ぶりの16セーブ目を挙げた。

 2点差で9回を迎えた。再来日4日目、再登録2日目。前回登板から中13日だった。「シーズン中に2週間投げないことはあまりないけど、相手が打席に入ってスイッチが入った」。この日最速151キロとギャップ十分のカーブで、先頭戸柱を空振り三振の滑り出し。柴田に右前打を許したが代打下園を三ゴロに仕留め、粘る倉本を外角直球の空振り三振で振り切った。

■最速151キロ

 離日前、代役を務めることになる岩崎には「ダイジョウブと話した」。そして「イギー(五十嵐)グッド、(森)唯斗グッド、(岩崎)翔グッド。ダイジョウブ」と言い切ってもいた。「全く心配してなかった。みんなにも、奥さんのことだけ考えろと言ってもらった」。相互の信頼で結ばれた。ただし、離日中の試合は全て、インターネットの動画配信で見てもいた。

 DeNAの反撃に遭い、5点リードが2点まで縮まった試合だった。工藤監督は「サファテがいるといないで大きな違い。走者が出ても安心して見ていられる」とうなずく。そこまでの過程も充実。2番手の森が7回を落ちつかせた。8回の岩崎はロペス、筒香の主軸を寄せ付けない。ともにサファテ不在をネックにするまいと踏ん張ってきた。勝ち試合の最終回を4度担った岩崎は「セーブ機会はなかったけど9回の雰囲気は違った。重かった」と経験値を上げていた。

 サファテが留守した8試合でチームは6勝2敗ながら、3点差以内の勝利がなく、セーブ機会自体が前回登板以来だった。「いい機会だし、岩崎や森に経験してほしかったけどね。僕もいつまでも元気に投げられるわけじゃない。3、4人、代わりが務まる投手がいる。違いと言えば、9回の精神的なところだけ」。心憎い言葉だが、そこが代え難い。 (森 淳)

=2017/06/03付 西日本スポーツ=

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