ソフトB柳田が「パンチパーマまで当てた」ドン底から4連続お立ち台に上がるまで
【柳田悠岐 日々新たなり】
祝!交流戦V3! お待たせしました、柳田悠岐外野手(28)のトークコーナー「日々新たなり」の第3回です。今回は史上初の交流戦3年連続勝率1位を決めた故郷広島で直撃しました。一時期の不調を完全に吹き飛ばし、交流戦では4日連続のお立ち台に上がるなどチーム3冠でMVP最有力候補。5月の「熊本パワー」からいろいろあった1カ月を、ギータの視点で振り返ってもらいます。
-いやあ~、最終決戦までしびれました。地元広島でカープを破っての交流戦3年連続1位。喜びもひとしおだったのでは。
「暑かったっす(笑)。広島で結果は出なかった(11打数2安打)んですけど、チームが勝ち越したのでそれが全てかな。みんなで喜べて良かったです」
-交流戦MVPに推す声も多いようですよ。選ばれれば2年ぶり、史上初の2度目の獲得になります。
「それはないっしょ。たまたまっす。みんなが頑張ったからです」
-交流戦中にも故障者が続出しました。クリーンアップを組む内川、さらにはデスパイネまで…。
「マジでやばいなと思いましたよ。内川さんとデスパイネですよ。飛車角落ちとかいうやつっすか。王もいないぐらいですよ」
-王がいないと負けちゃいますけど…。その中での交流戦1位はホークスのチーム力を見せつけた。
「チーム全員で打って、守って。チーム一丸で戦えた結果かなと」
-13、14日の巨人戦では4年ぶりに4番の重責も背負いました。
「別に打順は関係ないんですけどね。自分のバッティングをすることだけ考えてたけど、相手が上やった(6打数無安打)。まだまだですわ」
-とはいえ、交流戦18試合で7本塁打、23打点は立派な数字です。
「ホームランと打点は目標の数字ぐらいはいったんでね。みんながチャンスで回してくれたんで、何とかかえそうという気持ちでいきました。出塁してくれた人たちに感謝です」
-快進撃はやはりあのヒットからですか?
「あれっすか(笑)。恥ずかしいけど…」
-6日のヤクルト戦でのサヨナラ10メートル内野安打ですね。翌日にヤクルトのマスコット、つば九郎もネタにしていましたよ。
「あの試合はチャンスをつぶしていたし、何とかしたいなという気持ちはありました。そしたら、何とかなった(笑)。形はどうあれ運があったのかな。とにかく、チームが勝てたのが良かったです」
-7日から9日までは3戦連発。4日連続でV打点を挙げて全てお立ち台…まさに神ってましたね。
「奇跡のところっすね。でも、自分の形で打つことができました。自分のスイングをすることだけ考えて、結果につながった」
-前回のこのコーナー(5月9日付)を覚えていますか? 第一声が「アカンっすわ~」でした。
「絶望を感じていましたから。全然打てんかった。パンチパーマまで当てたのに(笑)」
-そんな絶望期を乗り越え、5月17日のオリックス戦から自己最長の21試合連続安打をマーク。完全復調と考えていいですね。
「バッティングの意識はずっと変わっていないんですけど、数字がついてくるようになった感じ」
-表情も一変したようですが、何かきっかけになる試合もあったんですか?
「熊本の試合っすね。3安打した」
-5月13日の楽天戦で今季初の猛打賞を飾った。
「その前にスコアラーさんと話をして、いろいろ試しながら、これかなというヒントをもらった。それが試合の中でもできるようになった感じですかね。結果につながってヒット3本。あれかなと思います」
-ヒントとは。
「言葉ではなかなか」
-読者もきっと知りたがっています。せめて、ヒントのヒントでも…。
「力の入れ方と抜き方ですかね。あとは右手の使い方。そこを意識することで感じが良くなった」
-熊本ではお立ち台にも上がって、被災地の皆さんも喜んでいましたよ。
「熊本パワーも頂きましたし、スコアラーさんの力にも助けてもらいました」
-あの試合から精神面でも変化がありましたか。
「そこから自信がついて、前向きに取り組めるようになったのかな。自分の中で余裕が出てきたというのはあると思います」
-その勢いが交流戦で増したわけですね。セ球団との対戦はどうでしたか?
「日ごろ対戦しない相手だったり、いつも行かない球場だったり。そういう中で野球をするのはいつもと違う刺激がありますね。長いシーズンで交流戦の時期はリフレッシュというか新たな気持ちでいける。そういう部分がいい方向に出たのかもしれません」
-すごい選手もたくさんいたようで。
「いろんな選手と話ができたけど、やっぱり(阪神の)糸井さんですね。自主トレも一緒にやらせてもらっていますし、プレーを見たらすごいなと思う。そしてすごく面白い。天才ですよ。そういうのを見たら、もっと頑張らないといけないなって」
-喜びもつかの間、23日からリーグ戦再開です。
「ちょっとはゆっくりさせてくださいよ~。というところで、そろそろいいですか(笑)」
-お疲れのところありがとうございました。
「まだまだシーズンは長いんでね。また、新たな気持ちで頑張っていきます!」
=2017/06/20付 西日本スポーツ=




















