武田が急転復帰 27日からのハム3連戦

西日本スポーツ

 右肩炎症で離脱している福岡ソフトバンクの武田翔太投手(24)の戦列復帰が決まった。27日からの日本ハム3連戦(ヤフオクドーム)で4月12日以来の1軍マウンドに上がる。当初の予定から急転し、21日に首脳陣が状態を最終確認してGOサインを出した。左背部の張りで離脱している千賀滉大投手(24)も同カードで復帰の見通し。両右腕を欠きながらチームは2位をキープしており、23日のリーグ戦再開を前に首位楽天を追う態勢が整った。

 ■「感覚良くなってきた」

 史上初の3年連続最高勝率で締めくくった交流戦が終わって3日目。全体練習が再開されたヤフオクドームの輪の中に、武田の姿があった。右肩炎症で離脱して2カ月以上が経過し、既に2軍戦では3度登板。この日、首脳陣が状態を最終確認した上で、27日からの日本ハム3連戦で先発することが決まった。

 2軍で3度目の先発だった17日の巨人戦では7回3失点。遠征先の広島で報告を受けた倉野投手統括コーチは「一発回答ではなかった」と話し、その時点では中6日で24日の2軍戦での登板が検討されていた。その後、交流戦後の日程を利用して工藤監督が20日に筑後を視察。故障離脱している内川、デスパイネらとともに武田の状態もチェックし、“急転”で復帰への流れができたもようだ。

 ヤフオクドームで首脳陣とフォームをチェックした武田は「だいぶ感覚は良くなってきた。いい感じで投げられる」と胸をなで下ろした。昨年まで2年連続2桁勝利をマークした右腕の復調に、工藤監督も安心した様子だ。「肩の方も良くなってきているので全然問題ない。多少フォームのズレがあるけど、そこもだいぶ良くなっていると聞いている。後はどこで投げてもらうかというだけ」。現時点で登板日は流動的ながら、リーグ戦再開を前にめどが立った意味は大きい。

 武田の戦列復帰決定に伴い、先発ローテもあらためて再編された。再開カードの3戦目、25日の西武戦での登板が有力視されていた千賀は、左背部の張りからの復帰であることも考慮して、万全を期して少しでも間隔を空けるため2カード目の日本ハム3連戦に回ることになった。これにより西武3連戦の先発は初戦から東浜、松本裕、バンデンハークとなる。

 今後のローテについて倉野投手統括コーチは「西武戦は決まったが、日本ハム戦は流動的」と説明。直前まで千賀の状態を慎重に見極める意向だ。チーム最多7勝(3敗)のバンデンハークが日曜日に先発することで、3位西武→首位楽天と2週続けて当面のライバル球団に当てることができるメリットもある。

 打線でも右太もも裏肉離れのデスパイネが23日に復帰する見通し。頸椎(けいつい)捻挫の内川もフリー打撃を再開しており、戦列に戻る日も遠くはなさそうだ。交流戦は投打に主力を欠きながらも制したが、これから先には続々と戦力が帰ってくる。充実した戦力で、まずは球宴までに首位の座を奪う。 (谷光太郎)

 ◆武田の経過

 【3月】

 ▼10日 WBC初登板の中国戦(東京ドーム)で3回1失点、初勝利。

 【4月】

 ▼5日 楽天戦(Koboパーク宮城)で今季初登板初先発、5回3失点で白星。

 ▼12日 日本ハム戦(ヤフオクドーム)で5回2/3 4失点、今季初黒星。

 ▼14日 登録抹消。病院での検査で炎症の診断。

 【5月】

 ▼11日 約1カ月ぶりにキャッチボール再開。

 ▼14日 ブルペンで立った捕手に直球のみ25球。

 ▼21日 3度目のブルペンで座った捕手に22球。

 【6月】

 ▼3日 日本ハムとの2軍交流戦(鎌ケ谷)で実戦復帰、3回1安打、2与四死球で1失点。

 ▼10日 2軍阪神戦(甲子園)に先発し4回3安打無失点。最速149キロで6奪三振。

 ▼17日 巨人との2軍交流戦(タマスタ筑後)に先発し7回3失点。復帰後最多85球も直球にばらつき。

=2017/06/22付 西日本スポーツ=

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