嘉弥真、連夜の満塁斬り 「ポスト森福」存在感

西日本スポーツ

6回2死満塁のピンチで登板。日本ハムの代打・矢野から空振り三振を奪った嘉弥真 拡大

6回2死満塁のピンチで登板。日本ハムの代打・矢野から空振り三振を奪った嘉弥真

 足は震えていた。6回2死満塁。2番手の嘉弥真が究極の場面でマウンドに上がった。「『松本、何やってんだよ』と思ったけど抑えられて良かった」。代打矢野を空振り三振。前夜の5回2死満塁に続きピンチを断ち切り、2夜連続でお立ち台に上がった。

 左の石井一の場面で松本裕をリリーフ。日本ハムベンチは右の切り札、矢野を打席に送った。「来ると思っていた。最近は右にもいいイメージで投げられている」。狙い通りに2球で追い込んだが、決めにいった5球目で暗転する。チェンジアップがホームベース手前で大きく弾んだ。

 しかし、ついていた。甲斐の脇をすり抜けたボールは幸運にも球審に当たり暴投を免れた。「審判にありがとうと言いたい。ついているな、と。最後はイメージ通り投げられた」。6球目、内に切り込むスライダーでピンチを断った。

 工藤監督も「一番厳しい場面をよく抑えてくれた」とたたえた大仕事。巨人に移籍した森福の役割をつかむべく、昨秋のキャンプでサイドスローに転向。徐々に存在感が増している。今季登板は23試合で、自己最多は2013年の40試合。「与えられた仕事をきちんとやっていく。40試合が最高なので超えたい」と誓った。 (小畑大悟)

=2017/06/30付 西日本スポーツ=