松本裕、本拠初白星 念願お立ち台「テレビで見ていた光景。新鮮」

西日本スポーツ

 念願の場所に立つことができた。3度目の先発で本拠地初勝利。プロ2勝目を挙げた松本裕は内川と嘉弥真とともにお立ち台に上がった。「テレビで見ていた光景。新鮮だった」。プロ初の中4日での力投。3万5000人を超えるファンからの大歓声を浴びた。

 未経験の登板間隔だったが、21歳には勢いがあった。初回2死。中田を外角低めいっぱいに決めた142キロで見逃し三振。最速143キロの直球は伸びが十分。抜けないように握りを変えたスライダーも低めに集まり、的を絞らせなかった。

 疲れが見え始めた6回は長打や四球で2死満塁とされ、94球で嘉弥真に交代。難をしのいでくれた。「いきたい気持ちはあった。次は任せてもらえるように」。5回2/3を4安打無失点。先発で初の無失点投球で、今季初の1-0勝利を先導した。

 左背部の張りで離脱した千賀が、当初今カードでの復帰が検討されていた。しかし、右手指にまめができた影響もあり、回避。5回途中3失点だった前回24日の西武戦の翌日、首脳陣から松本裕は登板の可能性を告げられた。もう1人の候補は通算93勝の中田。27日の投球練習が最後の判断材料だった。

 松本裕は右隣で投げたベテランの球筋を目に焼き付けた。「真っすぐがとても力強かった」。常時140キロ台後半を投げる中田に球速アップのコツを聞いたことがある。「まだ大学3年の年齢。先を見てトレーニングしていけば、そのうちに、必ず」。14歳年上の先輩の教えを刻み、筋トレに汗を流している。

 佐藤投手コーチが「中田には悪かったけど、結果的に松本に安定感があった」と認める内容を残した。「チームの中心になれるように、いい選手になれるように頑張っていく」。“レジェンド”斉藤和巳氏(本紙評論家)から受け継いだ「66」の輝きが増してきた。 (谷光太郎)

=2017/06/30付 西日本スポーツ=

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