東明館、無失点リレー発進 2年生右腕・木谷快投5回3安打 最後はエース緒方締め「二枚看板」完成

西日本スポーツ

【東明館-鳥栖工】先発し5回を3安打無失点で抑えた東明館の2年生右腕・木谷 拡大

【東明館-鳥栖工】先発し5回を3安打無失点で抑えた東明館の2年生右腕・木谷

東明館の最速136キロエース、左腕の緒方

 佐賀大会が開幕し、佐賀市のみどりの森県営球場で1回戦の2試合を行い、東明館が鳥栖工を10-0の6回コールドで破った。2年生右腕の木谷聖哉が5回を3安打無失点に抑えると6回には2番手でエース左腕の緒方雄大(3年)が登板。二枚看板の無失点リレーで盤石の滑り出しを見せた。下級生中心の打線も爆発し、13安打の猛攻。創部以来初となる甲子園出場を目指して旋風を巻き起こす。開幕戦は神埼が嬉野に13-3の8回コールドで勝利。同日に大分でも開幕したが、宮崎、鹿児島は雨で順延となった。福岡と熊本はきょう開幕する。沖縄は8強が出そろった。

 ■13安打10得点6回コールド

 危なげなかった。各チームの実力差が小さい「戦国佐賀」のダークホースがコールド発進だ。東明館を快勝に導いたのは先発の木谷だった。「やるからには、いけるところまでやろうと思った」。初めて夏のマウンドに立った2年生右腕は5回を無失点。春4強の鳥栖工を寄せ付けなかった。

 自他ともに認める制球力が際立った。与四球は1個。最速134キロの真っすぐとスライダーのコンビネーションでゼロを並べた。大量6点リードで迎えた5回は、味方内野手のエラーも絡んで1死二、三塁のピンチを招いたが、ここで集中力を発揮。相手2番をスライダーで一邪飛、3番を遊飛に打ち取り、コールドへの流れをつくった。

 古賀洋監督は当初、5回から3年生左腕の緒方に代える予定だったという。「木谷の投球から(先発として)伝わってくるものがあったし、後ろにエースが控えているという安心感もあったので(5回まで)いかせようと」。6回からは満を持して最速136キロ左腕の緒方が登場。3人で抑える貫禄の投球だった。

 ■次は早稲田佐賀

 次戦の相手は早稲田佐賀。木谷が登板した春の練習試合では10点以上奪われて敗れた。「後ろに僕が控えているから、木谷も全力で投げられるのでは」。本来主戦の緒方は投げる場所にはこだわっていない。完成した「二枚看板」が旋風の原動力になる。 (米村勇飛)

=2017/07/09付 西日本スポーツ=