0封負け糧に11日から楽天と大一番!! 2日天下も… 工藤監督「割り切る」

西日本スポーツ

球審に選手交代を伝え、ベンチに戻る工藤監督 拡大

球審に選手交代を伝え、ベンチに戻る工藤監督

1回2死三塁、二ゴロに倒れた内川 7回2死二、三塁、三ゴロに倒れ天を仰ぐ中村晃 9回2死一塁、空振り三振に倒れベンチに戻る代打・長谷川勇

■再びマイナス0.5差

 2日天下だったけど…。ソフトバンクが今季3度目の零封負けを喫した。走塁ミスなどが絡んで再三の好機を逃した。連勝は6でストップ。7日に立った首位もゲーム差マイナス0・5のねじれ現象で、楽天にその座を明け渡した。ただ悲観することはない。その楽天と11日から本拠地で球宴前最後の2連戦。連勝すれば、前半戦首位ターンが決まる。

■7月初黒星

 2点を追う9回。2死一塁と一発が出れば同点の場面で、追い込まれた代打長谷川勇のバットは空を切った。相手を上回る7安打を放ちながら、再三の好機を生かせず無得点。今季3度目の零封負けから約30分後、仙台では楽天が1点差勝利を収めた。七夕の夜にようやく今季初めて立った首位の座を奪い返された。

 「チャンスであと1本が出たら苦労はない。出ないときも、打てないときもある。相手だって一生懸命抑えようとしているわけだから。そういう時はしっかり割り切って、また次」

 工藤監督は、淡々と敗戦を受け止めた。7月は初黒星で、交流戦後は11勝3敗。チームの状態はいいだけに指揮官の表情も柔らかいが、負け方が悪かった。初回は、いきなり1死三塁の好機で現在「三冠王」の柳田に打席が回ったが、上沢のフォークに空振り三振。4番内川も凡退し、絶好の先制機を逸した。

 積極性も裏目に出た。互いに無得点のまま迎えた4回に、無死から2番高田が三塁打で出塁。続く柳田がライナー性の左飛を放ったが、タッチアップで本塁を狙った高田が相手の好返球もあり憤死した。突入を自重していても1死三塁で内川、デスパイネと続く流れだっただけに、この攻撃については工藤監督も「次はしっかり考えてノーアウトの時は無理しない、ギリギリだと思ったらそこは考えようと(コーチと)話はした」と反省した。

 運にも見放された。1点を追う7回。相手の緩慢な守備が続き、無死二、三塁と最大の好機が訪れた。ここで相手は「1点覚悟」の守備陣形を敷いたが、内川が放った強烈な打球は投手の正面を突いた。投前以外のゴロならまず点が入っていたが、続く同じ状況で今度はデスパイネが二飛。最後は中村晃が、三塁へ高いバウンドを放ったがレアードの好守に阻まれ、まさかの無得点に終わった。

 9回も絶好調の柳田の前で「三振ゲッツー」で走者がいなくなるなど、ちぐはぐな攻撃で、7連勝中とかもにしていたはずの日本ハムから痛い星を落とした。2位に逆戻り。11日からは、球宴前ラストカードとなる楽天との2連戦を本拠地で迎える。「とりたてて楽天だけだから気合を入れてというわけではなく、うちのいつも通りの野球ができればいい勝負はできると思う」。出直してライバルに連勝し、首位ターンを決めるしかない。 (倉成孝史)

 柳田(2安打で「打撃3冠」キープも初回、4回の得点機で凡退)「バンデンが抑えてくれていたのに、申し訳ない」

=2017/07/10付 西日本スポーツ=