ホークス千賀、球宴先発 「お化けフォーク」名古屋に里帰り

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(24)が、またまた「育成初」で故郷に錦を飾る。きょう14日のマイナビオールスターゲーム2017の第1戦(ナゴヤドーム)で、育成出身投手として初めて球宴の先発マウンドに上がる。セ・リーグのバルデス(中日)とともに第1戦のスターターが発表された13日は、福岡で調整した後に名古屋入りした。愛知県蒲郡市出身。代名詞となった「お化けフォーク」を駆使してファンに恩返しする。

 ■雑草魂の象徴

 筑後屋内練習場で捕手役に座ってもらい、千賀は強めのキャッチボールで準備を終えた。晴れがましい里帰りになる。地元で、育成出身初の球宴先発。「名古屋は知人が多いし、いいと思います。初めてファン投票で選ばれたオールスターでもあるので」。開幕からフル回転してきたわけではない。故障明けで2試合投げたところ。「何で(選ばれたのが)僕なんやろう」と受け止め方は謙虚だ。

 育成出身投手が先発部門でファン投票選出されたことも初めてだった。雑草魂の象徴。昨季は育成出身最多の12勝を挙げ、同出身で初めてクライマックスシリーズでも先発した。日本代表に初選出され、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では初登板初白星。その試合は救援だったが、その後、先発に抜てきされもした。

 5月28日以来の勝ち星を挙げた8日から中5日の登板となる。左背中の張りで離脱しながらのファン投票選出を「(活躍は)WBCだけなので…」と口にした。「僕はフォークのイメージが強い。今、三振、取れてないから不安です」と、代名詞のお化けフォークも復調途上。監督推薦の中継ぎ枠で初出場した前回の2013年は2回で5奪三振の快投。「上回る? 無理でしょ! 本当に三振取れる気がしない」と手でさえぎった。

 大それたことを言う心境ではないが「やれるだけ」と地元での祭典へ踏ん切りをつけた。「三振とか、フォークとか、ストレートとか。そういうのが、ファンの方が僕を選んでくれた要素だと思う。(期待通りに)いけたら」と意気込んだ。対戦を希望する全セの打者も多い。「(巨人の坂本)勇人さんが名前を出してくれた。『力勝負して』と言ってたから、絶対しないです。打たれるもん」と笑って多彩な投球を誓った。

 ナゴヤドームでの登板は13年6月の中日戦、救援で2イニングを投げて以来。「友達とか家族、15人ぐらい呼びます」。小学4年生だった02年、当時中日の井端弘和のサイクル安打を目撃した場所。あれから15年、子どもたちの夢を体現しマウンドに立つ。 (森 淳)

=2017/07/14付 西日本スポーツ=

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